「まったく、ここじゃ落ち着いて食べることもできないんですかね」とロンが言う。
ハーマイオニーはロンを無む視しして、ハリーに話しかけた。
「聞くつもりはなかったんだけど、あなたとマルフォイの話が聞こえちゃったの……」
「聞くつもりがあったんじゃないの」ロンが呟つぶやいた。
「……夜、校内をウロウロするのは絶対ダメ。もし捕つかまったらグリフィンドールが何点減げん点てんされるか考えてよ。それに捕まるに決まってるわ。まったくなんて自じ分ぶん勝かっ手てなの」
「まったく大きなお世せ話わだよ」ハリーが言い返した。
「バイバイ」ロンがとどめを刺さした。
いずれにしても、「終わりよければすべてよし」の一日にはならなかったなと考えながら、ハリーはその夜遅く、ベッドに横になり、ディーンとシェーマスの寝ね息いきを聞いていたネビルはまだ医い務む室しつから帰ってきていない。ロンは夕食後つききりでハリーに知ち恵えをつけてくれた。「呪のろいを防ぐ方法は忘れちゃったから、もし呪いをかけられたら身をかわせ」などなど。フィルチやミセス・ノリスに見つかる恐れも大いにあった。同じ日に二度も校こう則そくを破るなんて、危あぶない運うん試だめしだという気がした。しかし、せせら笑うようなマルフォイの顔が暗くら闇やみの中に浮かび上がってくる――いまこそマルフォイを一対一でやっつけるまたとないチャンスだ。逃のがしてなるものか。
“能不能让人在这里消消停停地吃饭?”罗恩说。
赫敏没有理他,却对哈利说:“我忍不住偷听了你和马尔福说的—— ”
“我就知道你会这榉。”罗恩咕哝道。
“—— 夜里你绝对不能在学校乱逛,想想吧,如果你被抓住,会给格兰芬多丢掉多少分啊,而且你肯定会被抓住的。你真的太自私了。”
“这事真的与你无关。”哈利说。
“再见。”罗恩说。
以决斗来结束一天,这无论如何也不能算是美妙圆满的,哈利躺在床上想道,他早就听见迪安和西莫进入了梦乡(纳威还没有从医院里回来)。罗恩一晚上都在给他出谋划策,例如:“如果他想给你念咒语,你最好躲开,因为我不记得怎样挡住咒语。”他们很可能会被费尔奇或洛丽丝夫人抓住,哈利觉得自己是在与命运作对,今天又要违反一条校规了。另一方面,马尔福讥讽的脸不断在黑暗里显现—— 这是哈利面对面打败马尔福的一个大好机会,他不能放过。