「あれっ、僕たちとは口をきかないんじゃなかったの」とハリー。
「そうだよ。いまさら変えないでよ。僕たちにとっちゃありがたいんだから」とロン。
ハーマイオニーは、ツンとそっぽを向いて行ってしまった。
ハリーは一日中授業じゅぎょうに集中できなかった。気がつくと寮りょうのベッドの下に置いてきた箒ほうきのことを考えていたり、今夜練習することになっているクィディッチ競きょう技ぎ場じょうの方に気き持もちがそれてしまっていた。夕食は何を食べたのかもわからないまま飲み込こんで、ロンと一いっ緒しょに寮に駆かけ戻り、ようやくニンバスの包みを解といた。
ベッドカバーの上に転がり出た箒を見て、ロンは「ワオー」とため息をついた。箒のことは何も知らないハリーでさえ、すばらしい箒だと思った。すらりとして艶つやがあり、マホガニーの柄えの先に、長くまっすぐな小枝がすっきりと束たばねられ、柄の先せん端たん近くに金きん文も字じで「ニンバス」と書かれていた。
七時近く、夕ゆう暮ぐれの薄うす明あかりの中、ハリーは城を出てクィディッチ競技場へ急いだ。スタジアムの中に入るのは初めてだった。競技場のグラウンド周まわりには、何百という座席が高々とせり上げられていて、観客かんきゃくが高いところから観かん戦せんできるようになっていた。グラウンドの両端りょうはしには、各おの々おの十五メートルの金の柱が三本ずつ立っていて、先端には輪わがついていた。マグルの子供がシャボン玉を作るのに使うプラスチックの輪にそっくりだとハリーは思った。
“我还以为你不跟我们说话了呢。”哈利说。“是啊,现在也别说,”罗恩说,“这使我们感到很舒服。” 赫敏大踏步地走开了,鼻子扬得高高的。
那天,哈利很难定下心来认真听课。他的思绪不住地飞向宿舍,他的新飞天扫帚就躺在他的床底下。他还不时地想到他今晚就要去训练的魁地奇球场。晚饭时他三口两口咽下食物,根本没有注意吃的是什么,然后和罗恩一起迅速奔上楼梯,终于可以打开光轮2000了。
“哇!”当飞天扫帚滚落在哈利的床单上时,罗恩惊叹道。
就连对飞天扫帚的种类一无所知的哈利,也认为这把飞天扫帚简直太捧了。线条优美,富有光泽,把是红木的,长长的尾巴用整齐、笔直的枝子扎成,“光轮2000”几个字金灿灿地印在扫帚把顶端。
七点钟越来越近了,哈利离开城堡,朝暮色中的魁地奇球场走去。几百张掎子高高地排放在周围的看台上,使观众都能看见球场上的情况。球场两端各有三根金制的杆子,顶上带着圆环。它们使哈利想起麻瓜的小孩子们吹肥皂泡用的小塑料棍,只是它们每根都有五十英尺高。