その時暗がりから小さな声がした。
「マクゴナガル先生。聞いてください――二人とも私を探しに来たんです」
「ミス・グレンジャー」
ハーマイオニーはやっと立ち上がった。
「私がトロールを探しに来たんです。私……私一人でやっつけられると思いました――あの、本で読んでトロールについてはいろんなことを知ってたので」
ロンは杖つえを取り落とした。ハーマイオニー・グレンジャーが先生に真まっ赤かな嘘うそをついている
「もし二人が見つけてくれなかったら、私、いまごろ死んでいました。ハリーは杖をトロールの鼻に刺さし込こんでくれ、ロンはトロールの棍こん棒ぼうでノックアウトしてくれました。二人とも誰かを呼びにいく時間がなかったんです。二人が来てくれた時は、私、もう殺される寸すん前ぜんで……」
ハリーもロンも、そのとおりです、という顔を装よそおった。
「まあ、そういうことでしたら……」マクゴナガル先生は三人をじっと見た。
「ミス・グレンジャー、なんと愚おろかしいことを。たった一人で野や生せいのトロールを捕つかまえようなんて、そんなことをどうして考えたのですか」
ハーマイオニーはうなだれた。ハリーは言葉も出なかった。規き則そくを破やぶるなんて、ハーマイオニーは絶ぜっ対たいそんなことをしない人間だ。その彼女が規則を破ったふりをしている。僕たちをかばうために。まるでスネイプが菓子をみんなに配りはじめたようなものだ。
这时,阴影里传来一个低低的声音。
“请别这样,麦格教授—— 他们是在找我。”
“格兰杰小姐!”
赫敏终于挣扎着站了起来。
“我来找巨怪,因为我—— 我以为我能独自对付它—— 你知道,因为我在书上读到过它们,对它们很了解。”
罗恩放下了魔杖。赫敏格兰杰对一位老师撤下了弥天大谎?“如果他们没有我到我,我现在肯定已经死了。哈利把他的魔杖插进了巨怪的鼻孔,罗恩用巨怪自己的木棍把它打昏了过去。他们来不及去找人。他们赶来的时候,巨怪正要把我一日吞掉。”
哈利和罗恩竭力装出一副早已熟悉这个故事的样子。
“噢—— 如果是这样..”麦格教授注视着他们,沉吟道,“格兰杰小姐,你这个傻姑娘,你怎么能认为你独自就能对付一一个大山般的巨怪呢?”
赫敏垂下了头。哈利一句话也说不出来。赫敏是最不可能违反校规的人,而现在,她为了使他们摆脱麻烦,居然撤漩说自己违反了校规。这简直就像斯内普开始给大家发糖一样,令人难以置信。