「ミス・グレンジャー、グリフィンドールから五点減げん点てんです。あなたには失しつ望ぼうしました。怪け我ががないならグリフィンドール塔とうに帰った方がよいでしょう。生徒たちが、さっき中断ちゅうだんしたパーティーの続きを寮りょうでやっています」
ハーマイオニーは帰っていった。
マクゴナガル先生は今度はハリーとロンの方に向きなおった。
「先ほども言いましたが、あなたたちは運がよかった。でも大人おとなの野や生せいトロールと対たい決けつできる一年生はそうざらにはいません。一人五点ずつあげましょう。ダンブルドア先生にご報ほう告こくしておきます。帰ってよろしい」
急いで部屋を出て、二つ上の階に上がるまで二人は何も話さなかった。何はともあれ、トロールのあの臭においから逃のがれられたのはうれしかった。
「二人で一〇点は少ないよな」
とロンがぶつくさ言った。
「二人で五点だろ。ハーマイオニーの五点を引くと」とハリーが訂てい正せいした。
「ああやって彼女が僕たちを助けてくれたのはたしかにありがたかったよ。だけど、僕たちがあいつを助けたのも確たしかなんだぜ」
“格兰杰小姐,因为这件事,格兰芬多要被扣去五分,”麦格教授说,“我对你感到很失望。如果你一点儿也没有受伤,最好赶紧回格兰芬多城堡去。学生们都在自己的学院里享用万圣节晚宴呢。”
赫敏离去了。
麦格教授转向哈利和罗恩。
“好吧,我仍然要说算你们走运,没有几个一年级学生能同一个成年的巨怪展开较量的。你们每人为格兰芬多赢得了五分。我会把这件事通知邓布利多教授的。你们可以走了。”
他们急忙走出房间,一言不发地上了两层楼梯。总算闻不到巨怪身上的恶臭了,他们松了口气。
“我们应该赢得不止十分。”罗恩嘟嘟囔囔地抱怨。
“只有五分,算上她在赫敏身上扣掉的分数。”
“赫敏真好,她挺身而出,使我们摆脱了麻烦。”罗恩承认道。“不过你别忘了,我们确实救了她。”