ハーマイオニーと友達になれたのは、ハリーにとってありがたいことだった。クィディッチの練習が追い込こみに入ってからのウッドのしごきの中で、ハーマイオニーがいなかったら、あれだけの宿題を全部こなすのはとうてい無理だったろう。それに「クィディッチ今昔いまむかし」という本も貸してくれた。これがまたおもしろい本だった。
ハリーはこの本でいろんなことを学んだ。クィディッチには七百もの反はん則そくがあり、その全部が一四七三年の世界選手権で起きたこと、シーカーは普通一番小さくて速はやい選手がなり、大きな事じ故こといえばシーカーに起きやすいこと、試合中の死し亡ぼう事故はまずないが、何人かの審しん判ぱんが試合中に消えてしまい、数ヵ月後にサハラ砂さ漠ばくで見つかったこと、などが知られている。
ハーマイオニーは、野や生せいトロールから助けてもらって以い来らい、規き則そくを破やぶることに少しは寛かん大だいになり、おかげでずいぶん優やさしくなっていた。ハリーのデビュー戦の前日のこと、三人は休み時間に凍りつくような中庭に出ていた。ハーマイオニーは魔法で鮮あざやかなブルーの火を出してくれた。ジャムの空あき瓶びんに入れて持ち運びできる火だった。背中を火にあてて暖あたたまっていると、スネイプがやってきた。片かた脚あしを引きずっていることにハリーはすぐ気づいた。火は禁きん止しされているに違いないと思い、スネイプから見えないように三人はピッタリくっついた。だが不ふ覚かくにも、さも悪さをしているような顔つきが、スネイプの目に止まってしまった。スネイプが脚を引きずりながら近づいてきた。火は見つからなかったが、何か小こ言ごとを言う口こう実じつを探しているようだった。
赫敏自从哈利和罗恩把她从庞大的巨怪手里救出来后,她对于违反校规便不那么在意了,这就使她变得可爱多了。哈利第一次参加魁地奇比赛的前一天,他们三人趁课间休息的时候来到外面寒冷的院子里。她已经用魔法为他们变出了一捧明亮的蓝色火焰,可以放在一只果酱罐里随身携带。他们站在那里,背对着火焰取暖。这时,斯内普从院子里穿过。哈利一眼就注意到斯内普走路一瘸一拐的。哈利、罗恩和赫敏靠得更拢一些,想挡住火焰,不让别人看见;他们知道这肯定是不被允许的。不幸的是,他们脸上那种心虚的表情吸引了斯内普的视线。他一瘸一拐地走过来。他没有看见火焰,但他似乎在寻找一个理由,不管怎么说都要训他们一顿。