ハリーは落ち着かなかった。「クィディッチ今昔いまむかし」を返してもらい、試合のことで高ぶる神しん経けいを本を読んで紛まぎらわしたかった。なんでスネイプをそんなに怖こわがらなくちゃいけないんだ ハリーは立ち上がり、本を返してもらってくる、と二人に宣せん言げんした。
「一人で大だい丈じょう夫ぶ」
あとの二人が口を揃そろえて言った。ハリーには勝算しょうさんがあった。他の先生がそばにいたら、スネイプも断ことわれないだろう。
ハリーは職員室のドアをノックした。答えがない。もう一度ノックする。反応がない。
スネイプが中に本を置きっぱなしにしているかな のぞいてみる価値ありだ。ドアを少し開あけて中をうかがうと、とんでもない光こう景けいが目に飛び込こんできた。
中にはスネイプとフィルチだけしかいない。スネイプはガウンを膝ひざまでたくし上げている。片かた方ほうの脚あしがズタズタになって血だらけだ。フィルチがスネイプに包ほう帯たいを渡わたしていた。
「いまいましいヤツだ。三つの頭に同時に注意するなんてできるか」
スネイプがそう言うのが聞こえた。
ハリーはそっとドアを閉めようとした。だが……、
哈利感到不安。他想把《魁地奇溯源》要回来,使自己的神经放松一下,不要老想着明天的比赛。他为什么要害怕斯内普?于是,他站起来对罗恩和赫敏说,他要去问问斯内普能不能把书还给他。
“换了我才不去呢。”他们俩异口同声地说。但是哈利有了一个主意,如果旁边有其他老师听着,斯内普便不会拒绝他。
他下楼来到教工休息室,敲了敲门。没有人回答。他又敲了敲,还是没有动静。
没准斯内普把书留在里面了?值得试一试。他把门推开一道缝,朝里面望去—— 眼前出现了一副可怕的景象。
房间里只有斯内普和费尔奇两个人。斯内普把他的长袍撩到了膝盖以上。
他的一条腿鲜血淋漓,血肉模糊。费尔奇正在把绷带递给他。
“该死的东西,”只听斯内普说,“你怎么可能同时盯住三个脑袋呢?”
哈利正要轻轻把门关上,可是——