「ポッター」
スネイプは怒いかりに顔をゆがめ、急いでガウンを降ろして脚を隠かくした。
「本を返してもらえたらと思って」
ハリーはゴクリと唾つばを飲んだ。
「出ていけ、失うせろ」
スネイプがグリフィンドールを減点しないうちに、ハリーは寮りょうまで全ぜん速そく力りょくで駆かけ戻った。
「返してもらった どうかしたのかい」
戻ってきたハリーにロンが声をかけた。ハリーはいま見てきたことをヒソヒソ声で二人に話した。
「わかるだろう、どういう意味か」
ハリーは息もつかずに話した。
「ハロウィーンの日、三さん頭とう犬けんの裏うらをかこうとしたんだ。僕たちが見たのはそこへ行く途中とちゅうだったんだよ――あの犬が守っているものを狙ねらってるんだ。トロールは絶ぜっ対たいあいつが入れたんだ。みんなの注目をそらすために……箒ほうきを賭かけてもいい」
「違ちがう。そんなはずないわ」ハーマイオニーは目を見開いて言った。「たしかに意い地じ悪わるだけど、ダンブルドアが守っているものを盗ぬすもうとする人ではないわ」
“波特!”
斯内普赶紧放下长袍,挡住他的伤腿。他气得脸都歪了。哈利喘不过气来。
“我想知道我能不能拿回我的书。”
“滚出去!出去!”
哈利不等斯内普给格兰芬多扣分,就赶紧离开了。他一路狂奔着上了楼。
“书拿到了吗?”哈利回到罗恩和赫敏身边时,罗恩问道,“怎么回事?”
哈利压低声音,把刚才看到的一切都告诉了他们。
‘‘你知道这意味着仟么吗?”最后,他屏住呼吸说道。“万圣节前夕,他想从那条三个脑袋的大狗身边通过!当时我们看见他时,他正要往那里去—— 他在寻找大狗看守的那件东西!我敢用我的飞天扫帚打赌,是他放那头巨怪进来的,为了转移人们的注意力!”
赫敏的眼睛睁得圆圆的。
“不—— 他不会的,”她说,“我知道他不太好,但他决不会去偷邓布利多严加收藏的东西。”