「ルールを変えるべきだわい。フリントはもうちっとでハリーを地上に突き落とすとこだった」
リー・ジョーダンの中継ちゅうけいも中立を保つのが難むずかしくなった。
「えー、誰が見てもはっきりと、胸くその悪くなるようなインチキの後あと……」
「ジョーダン」
マクゴナガル先生が凄味すごみを利きかせた。
「えーと、おおっぴらで不ふ快かいなファールの後あと……」
「ジョーダン、いいかげんにしないと――」
「はい、はい、了解りょうかい。フリントはグリフィンドールのシーカーを殺しそうになりました。誰にでもあり得るようなミスですね、きっと。そこでグリフィンドールのペナルティー・シュートです。スピネットが投げました。決まりました。さあ、ゲーム続ぞっ行こう。クアッフルはグリフィンドールが持ったままです」
二度目のブラッジャーをハリーがかわし、玉が獰どう猛もうに回転しながらハリーの頭上をすれすれに通り過ぎたちょうどその時……箒ほうきが急に肝きもを冷ひやすような揺ゆれ方かたをした。一瞬いっしゅん、落ちると思った。ハリーは両手と膝ひざで箒をしっかり押さえた。こんなのは初めてだ。
“他们应该改变一下比赛规则,弗林特在空中差点把哈利撞了下来。”
李乔丹觉得很难做到不偏不倚。
“这样—— 经过刚才那个明显而卑鄙的作弊行为—— ”
“乔丹!”麦格教授低声吼道。
“我是说,经过刚才那个公开的和令人反感的犯规行为—— ”
“乔丹,我提醒你—— ”
“好吧,好吧。弗林特差点儿使格兰芬多队的找球手丧命,我相信这种事情谁都会遇到,所以格兰芬多队罚球,被艾丽娅拿到了,她把球传开,很顺利,比赛继续进行,格兰芬多队仍然控制着球。”
就在哈利躲过另一只嗖嗖旋转、擦着他头皮飞过的游走球时,事情发生了。他的飞天扫帚突然很吓人地抖了一下。一时间,他以为自己要掉下去了。他两只手紧紧抓住扫帚把,并用膝盖死死夹住。他从未有过这样害怕的感觉。