魔法薬のクラスを終えて地下牢を出ると、行く手の廊下を大きな樅もみの木がふさいでいた。木の下から二本の巨大な足が突き出して、フゥフゥ言う大きな音が聞こえたのでハグリッドが木をかついでいることがすぐにわかった。
「やぁ、ハグリッド、手伝おうか」
とロンが枝の間から頭を突つき出して尋たずねた。
「いんや、大だい丈じょう夫ぶ。ありがとうよ、ロン」
「すみませんが、そこどいてもらえませんか」
後ろからマルフォイの気き取どった声が聞こえた。
「ウィーズリー、お小こ遣づかい稼かせぎですかね 君もホグワーツを出たら森の番人になりたいんだろう――ハグリッドの小屋だって君たちの家に比べたら宮殿きゅうでんみたいなんだろうねぇ」
ロンがまさにマルフォイに飛びかかろうとした瞬間しゅんかん、スネイプが階段を上がってきた。
「ウィーズリー」
ロンはマルフォイの胸ぐらをつかんでいた手を離はなした。
他们上完魔药课离开地下教室时,发现前面的走廊被一棵很大的冷杉树挡得严严实实。看见树底下伸出来的那两只大脚,又听见那响亮的呼哧呼哧声,他们知道树后面的一定是海袼。
“嘿,海格,需要帮助吗?”罗恩问道,把头从那些枝技桠桠间伸了过去。
“不用,我能行,谢谢你,罗恩。”
“你能不能闪开,别挡着道?”他们身后传来马尔福冷冰冰的、拖着长腔的声音。“你是不是想挣几个零花钱哪,韦斯莱?我猜想,你大概希望自己从霍格沃茨毕业后也去看守狩猎场吧?—— 海格的小屋和你原先那个家比起来,一定是像个宫殿吧!”
罗恩一头朝马尔福冲去,恰恰就在这时,斯内普在楼梯上出现了。
“韦斯莱!”
罗恩松开马尔福胸前的衣服。