「あぁ、ハグリッド、最後の樅の木ね――あそこの角に置いてちょうだい」
広間はすばらしい眺ながめだった。柊ひいらぎや宿木やどりぎが綱つなのように編あまれて壁かべに飾られ、クリスマスツリーが十二本もそびえ立っていた。小さな氷柱つららでキラキラ光るツリーもあれば、何百という蝋ろう燭そくで輝かがやいているツリーもあった。
「休みまであと何日だ」ハグリッドが尋たずねた。
「あと一日よ」ハーマイオニーが答えた。
「そう言えば――ハリー、ロン、昼食まで三十分あるから、図書館に行かなくちゃ」
「ああそうだった」
フリットウィック先生が魔法の杖つえからふわふわした金きん色いろの泡あわを出して、新しいツリーを飾りつけているのに見とれていたロンが、こちらに目を向けた。
ハグリッドは三人について大広間を出た。
「図書館 休み前なのに おまえさんたち、ちぃっと勉強しすぎじゃないか」
「勉強じゃないんだよ。ハグリッドがニコラス・フラメルって言ってからずっと、どんな人物か調べているんだよ」
ハリーが明あかるく答えた。
“啊,海格,最后一棵树也拿进来了—— 放在那边的角落里,行吗?”
礼堂显得美丽壮观。墙上挂满了冬青和槲寄生组成的垂花彩带,房间里各处竖着整整十二棵高耸的圣诞树,有些树上挂着亮晶晶的小冰柱,有些树上闪烁着几百支蜡烛。
“还有几天才放假啊?”海格问。
“只有一天啦。”赫敏说,“噢,这倒提醒了我—— 哈利,罗恩,还有半个小时才吃饭呢,我们应该到图书馆去。”
“噢,是啊,你说得对。”罗恩说着,恋恋不舍地把目光从弗立维教授身上移开。教授正在用他的魔杖喷出一串串金色的泡泡,并把它们挂在新搬来的那棵树的枝子上。
“图书馆?’’海格说,一边跟着他们走出礼堂,“要放假了还看书?未免太用功了吧,啊?”
“噢,我们不是复习功课。”哈利愉快地对他说,