ロンはハリーに魔法使いのチェスを手ほどきした。マグルのチェスとまったく同じだったが、駒こまが生きているところが違っていて、まるで戦争で軍ぐん隊たいを指し揮きしているようだった。ロンのチェスは古ふるくてよれよれだった。ロンの持ち物はみんな家族の誰かのお下さがりなのだが、チェスはおじいさんのお古だった。しかし、古い駒だからといってまったく弱みにはならなかった。ロンは駒を知り尽つくしていて、命令のままに駒は動いた。
ハリーはシェーマス・フィネガンから借りた駒を使っていたが、駒はハリーをまったく信用していなかった。新しん米まいプレーヤーのハリーに向かって駒が勝かっ手てなことを叫さけび、ハリーを混こん乱らんさせた。
「私をそこに進めないで。あそこに敵のナイトがいるのが見えないのかい あっちの駒を進めてよ。あの駒なら取られてもかまわないから」
クリスマス・イブの夜、ハリーは明あ日すのおいしいごちそうと楽しい催もよおしを楽しみにベッドに入った。クリスマス・プレゼントのことはまったく期待していなかったが、翌よく朝あさ早く目を覚さますと、真っ先に、ベッドの足あし下もとに置かれた小さなプレゼントの山が目に入った。
「メリークリスマス」
ハリーが急いでベッドから起きだし、ガウンを着ていると、ロンが寝ねぼけまなこで挨あい拶さつした。
罗恩还开始教哈利下巫师棋。巫师棋和麻瓜棋一模一样,但它的棋子都是活的,所以使人感觉更像是在指挥军队作战。罗恩的那副棋已经很旧了,破破烂烂的。罗恩所有的东西原先都属于他家里的其他人,这副棋是他爷爷的。不过,棋子老一些丝毫没有妨碍。罗恩对它们非常熟悉,毫不费力就能让它们听从他的调遣。
哈利用的是西莫斐尼甘留给他的那套棋子,它们根本不信任他。他的水平还不很高,棋子们东一句西一句地对他指手画脚,把人的脑袋都吵昏了:“不要把我派到那里,你没看见他的马吗?派他去吧,他牺牲了没有关系。”
圣诞节前夜,哈利上床睡觉的时候,只盼着第二天可以大吃一顿,开开心心地玩一场,他根本没有想到会收到礼物。然而,第二天一早醒来,他第一眼看见的就是他床脚边放着的一小堆包裹。
“圣诞节快乐。”哈利摸索着下了床,套上晨衣,这时罗恩睡眼惺忪地说。