あの鏡の部屋が二度と見つからないのではと、ハリーはそれが一番怖こわかった。ロンと二人でマントを着たので、昨さく夜やよりのろのろ歩きになった。図書館からの道みち筋すじをもう一度たどりなおして、二人は一時間近く暗い通つう路ろをさまよった。
「凍こごえちゃうよ。もうあきらめて帰ろう」とロンが言った。
「いやだ どっかこのあたりなんだから」ハリーは突つっ張ぱった。
背の高い魔女のゴーストがするすると反対方向に行くのとすれ違ったほかは、誰も見かけなかった。冷ひえて足の感かん覚かくがなくなったと、ロンがブツブツ言いはじめたちょうどその時、ハリーはあの鎧よろいを見つけた。
「ここだ……ここだった……そう」
二人はドアを開あけた。ハリーはマントをかなぐり捨すてて鏡に向かって走った。
みんながそこにいた。お父さんとお母さんがハリーを見てニッコリ笑っていた。
「ねっ」とハリーが囁ささやいた。
「何も見えないよ」
「ほら みんなを見てよ……たくさんいるよ」
「僕、君しか見えないよ」
「ちゃんと見てごらんよ。さぁ、僕のところに立ってみて」
ハリーが脇わきにどいてロンが鏡の正面に立つと、ハリーには家族の姿が見えなくなって、かわりにペーズリー模も様ようのパジャマを着たロンが映うつっているのが見えた。
哈利最担心的是他找不到那个有镜子的房间。第二天,因为罗恩也罩在隐形衣里,他们走得就慢多了。他们想找到哈利从图书馆出来的那条路线,在昏暗的过道里漫无目的地转了将近一个小时。
“我冻坏了,”罗恩说,“我们不找了,回去吧。”“不行!”哈利嘶哑着声音说,“我知道就在附近的什么地方。”他们与一个从对面游荡过来的高个子巫师的幽灵擦肩而过,但没有看见其他人。就在罗恩开始哼叫着说他的脚都要冻僵了时,哈利看见了那套盔甲。
“是这里—— 就是这里—— 没错!'’他们推开门。哈利把隐形衣从肩头脱掉,飞舞到镜子前面。他们还在那里。他的妈妈和爸爸一看见他,顿时喜形于色。
“看见了吗?”哈利小声问。“我什么也看不见。”“看呀!看呀..他们都在..有一大堆人呢..”“我只能看见你。”“好好看看,过来,站在我这个位置。”哈利让到一边,然而罗恩一站到镜子前面,哈利就再也看不见他的家人了,只看见罗恩穿着罗纹花呢睡衣站在那里。