三日目の夜は昨さく夜やより早く道がわかった。あんまり速はやく歩いたので、自分でも用心が足りないと思うぐらい音を立てていた。だが誰とも出会わなかった。
お父さんとお母さんはちゃんとそこにいて、ハリーにほほえみかけ、おじいさんの一人は、うれしそうにうなずいていた。ハリーは鏡の前に座り込こんだ。何があろうと、一ひと晩ばん中じゅう家族とそこにいたい。誰も、何ものも止められやしない。
ただし……、
「ハリー、また来たのかい」
ハリーは体中がヒヤーッと氷になったかと思った。振り返ると、壁かべ際ぎわの机に、誰あろう、アルバス・ダンブルドアが腰こし掛かけていた。鏡のそばに行きたい一いっ心しんで、ダンブルドアの前を気づかずに通り過ぎてしまったに違いない。
「ぼ、僕、気がつきませんでした」
「透とう明めいになると、不ふ思し議ぎにずいぶん近きん眼がんになるんじゃのう」とダンブルドアが言った。
先生がほほえんでいるのを見てハリーはほっとした。ダンブルドアは机から降りてハリーと一いっ緒しょに床に座った。
第三个晚上,哈利已是轻车熟路。他一路走得飞快,没有意识到自己发出了很响的声音,但他并没有遇到什么人。
啊,他的妈妈和爸爸又在那里对他微笑了,还有他的一个爷爷在愉快地点头。哈利一屁股坐在镜子前面的地板上。他要整晚待在这里,和自己的家人在一起,什么也不能阻拦他。什么也不能!除非——“这么说—— 你又来了,哈利?”
哈利觉得自己的五脏六腑一下子冻成了冰。他朝身后看去。坐在墙边一张桌子上的,不是别人,正是阿不思邓布利多。哈利刚才一定是径直从他身边走过的,他太急着去看镜子了,根本没有注意到他。
“我—— 我没有看见你,先生。”
“真奇怪,隐形以后你居然还变得近视了。'’邓布利多说。哈利看到他脸上带着微笑,不由地松了口气。