第13章 ニコラス・フラメル Nicolas Flamel
「みぞの鏡かがみ」を二度と探さないようにとダンブルドアに説せっ得とくされ、それからクリスマス休暇きゅうかが終わるまで透とう明めいマントはハリーのトランクの底に仕し舞まい込こまれたままだった。ハリーは鏡の中で見たものを忘れたいと思ったが、そう簡単にはいかなかった。毎まい晩ばん悪あく夢むにうなされた。高笑いが響ひびき、両親が緑色の閃せん光こうとともに消え去る夢を何度も繰くり返かえし見た。
ハリーがロンに夢のことを話すと、ロンが言った。
「ほら、ダンブルドアの言うとおりだよ。鏡を見て気が変になる人がいるって」
新学期が始まる一日前にハーマイオニーが帰ってきた。ロンとは違い、ハーマイオニーの気き持もちは複ふく雑ざつだった。一方では、ハリーが三み晩ばんも続けてベッドを抜け出し、学校中をうろうろしたと聞いて驚おどろきあきれたがもしフィルチに捕つかまっていたら、一方、どうせそういうことならせめてニコラス・フラメルについてハリーが何か見つければよかったのに、と悔くやしがった。
図書館ではフラメルは見つからないと三人はほとんどあきらめかけていたが、ハリーは絶ぜっ対たいどこかでその名前を見たことがあると確かく信しんしていた。新学期が始まると再び十分間の休み時間中に必死で本を漁あさった。ハリーにはクィディッチの練習も始まったので二人より時間がなかった。
第13章 尼可勒梅
邓布利多说服哈利不要再去寻找厄里斯魔镜,所以在圣诞假期剩下来的日子里,那件隐形衣就一直叠得好好的,放在箱子底部。哈利希望他能轻松地忘记他在魔镜里看到的东西,然而不能。他开始做噩梦。他一遍遍地梦见爸爸妈妈在突如其来的一道绿光中消失,同时还有一个很响的声音在嘎嘎怪笑。
“你看,邓布利多说得对,魔镜可能会使你发疯的。”当哈利把这些梦境告诉罗恩时,罗恩这么说。
赫敏在开学前一天回来了,她的看法有所不同。她心情十分复杂,一方面为哈利接连三个夜里从床上起来,在学校里游荡而感到惊恐(“费尔奇把你抓住怎么办!”),一方面又为啥利连尼可勒梅是谁都没有弄清而深感失望。
他们几乎放弃了在图书馆可以查到勒梅的希望,尽管哈利仍然坚信自己在什么地方看到过这个名字。学期开始后,他们又恢复了利用_课间休息十分钟的时间浏览图书的做法,但哈利的时间比他们俩更少,因为魁地奇训练又开始了。