二人に向かって強がりを言ったものの、試合が近づくにつれてハリーは不安になってきた。他ほかの選手もあまり冷れい静せいではいられなかった。七年近くスリザリンに取られっぱなしだった優勝ゆうしょうを、手にすることができたならどんなにすばらしいだろう。でも審しん判ぱんが公正でなかったらそれは可能なことなのだろうか。
思い過ごしかもしれないが、ハリーはどこにいってもスネイプにでくわすような気がした。ハリーが一人ぼっちになった時に、捕つかまえようと、跡あとをつけているのではないかと思うことが時々あった。魔ま法ほう薬やく学がくの授業じゅぎょうは毎週拷ごう問もんにかけられているようだった。スネイプはハリーにとても辛つらくあたった。ハリーたちが「賢けん者じゃの石」のことを知ったと気づいたのだろうか そんなはずはないと思いながらも、時々ハリーはスネイプには人の心が読めるのではないかという恐ろしい思いに囚とらわれてしまうのだった。
比赛渐渐临近,哈利虽然对罗恩和赫敏的说法满不在乎,但他的心情越来越紧张了,其他队员也不太平静。一想到要在学院杯比赛中战胜斯莱特林,大家就激动不已。在将近七年的时间里,还没有人能够打败他们。然而,有这样一个偏心的裁判,他们能成功吗?哈利不知道是他多心呢还是事实如此,似乎他不管走到哪里都会碰到斯内普。有时,他甚至怀疑斯内普在跟踪他,想独自把他抓住。每周一次的魔药课变成了一种痛苦的折磨,斯内普对哈利的态度很恶劣。难道斯内普知道他们发现了魔法石的奥秘?哈利不明白他怎么能知道—— 哈利经常有一种可怕的感觉,似乎斯内普能看透别人的思想。