「ポッター、プレッシャーをかけるつもりはないが、この試合こそ、とにかく早くスニッチを捕つかまえて欲ほしいんだ。スネイプにハッフルパフを贔屓ひいきする余よ裕ゆうを与えずに試合を終わらせてくれ」
「学校中が観戦に出てきたぜ」
フレッド・ウィーズリーがドアからのぞいて言った。
「こりゃ驚おどろいた……ダンブルドアまで見に来てる」
ハリーは心しん臓ぞうが宙返ちゅうがえりした。
「ダンブルドア」
ハリーはドアに駆かけ寄って確かめた。フレッドの言うとおりだ。あの銀色の鬚ひげは間違いようがない。
ハリーはホッとして笑い出しそうになった。助かった。ダンブルドアが見ている前では、スネイプがハリーを傷きずつけるなんてできっこない。
選手がグラウンドに入場してきた時、スネイプが腹を立てているように見えたのは、そのせいかもしれない。ロンもそれに気づいた。
「スネイプがあんなに意い地じ悪わるな顔をしたの、見たことない」
ロンがハーマイオニーに話しかけた。
「さぁ、プレイ・ボールだ。アイタッ」
誰かがロンの頭の後ろをこづいた。マルフォイだった。
「ああ、ごめん。ウィーズリー、気がつかなかったよ」
マルフォイはクラッブとゴイルに向かってニヤッと笑った。
“不是想给你施加压力,波特,但我们今天比任何时候都需要尽快抓住飞贼。我们要速战速决,不让斯内普有时间过分偏袒赫奇帕奇。”“全校学生都出来了!”弗雷德韦斯莱朝门外窥视,说道,“就连—— 天哪—— 邓布利多也来看比赛了!”哈利的心猛地翻腾了一下。“邓布利多?”他说着,快步冲到门口,想确认一下。弗雷德说得对。那银白色的胡子决不会有错。哈利一下子如释重负,差点儿放声大笑起来。他没有危险了。如果邓布利多在场观看比赛,斯内普是绝对不敢伤害他的。也许正是因为这一点,当队员们排着队走向赛场时,斯内普才显得那么恼火,这点罗恩也注意到了。“我从没看见斯内普脸色这么阴沉。”他对赫敏说,“看—— 他们出发了。唉哟!”
有人捅了一下罗恩的后脑勺。是马尔福。
“哦,对不起,韦斯莱,没看见你在那儿。”
马尔福对克拉布和高尔咧嘴大笑。