「この試合、ポッターはどのくらい箒ほうきに乗っていられるかな 誰か、賭かけるかい ウィーズリー、どうだい」
ロンは答えなかった。ジョージ・ウィーズリーがブラッジャーをスネイプの方に打ったという理由で、スネイプがハッフルパフにペナルティー・シュートを与えたところだった。ハーマイオニーは膝ひざの上で指を十じゅう字じ架かの形に組んで祈いのりながら、目を凝こらしてハリーを見つめ続けていた。ハリーはスニッチを探して鷹たかのようにぐるぐると高いところを旋せん回かいしていた。
「グリフィンドールの選手がどういうふうに選ばれたか知ってるかい」
しばらくしてマルフォイが聞こえよがしに言った。ちょうどスネイプが何の理由もなくハッフルパフにペナルティー・シュートを与えたところだった。
「気きの毒どくな人が選ばれてるんだよ。ポッターは両親がいないし、ウィーズリー一家はお金がないし……ネビル・ロングボトム、君もチームに入るべきだね。脳のうみそがないから」
ネビルは顔を真まっ赤かにしたが、座ったまま後ろを振り返ってマルフォイの顔を見た。
「マルフォイ、ぼ、僕、君が十人束たばになってもかなわないぐらい価か値ちがあるんだ」
ネビルがつっかえながら言った。
“不知道波特这次能在他的飞天扫帚上待多久?有人愿意打赌吗?你怎么样,韦斯莱?”
罗恩没有回答;斯内普刚才判给赫奇帕奇队一个罚球,因为乔治把一只游走球对准他打了过来。赫敏十指交叉着放在膝盖上,眯起眼睛紧紧地盯着哈利。只见哈利像老鹰一样围着赛场盘旋,寻找金色飞贼。
“你知道格兰芬多队是怎么挑选队员的吗?"几分钟后,当斯内普毫无道理地又判给赫奇帕奇队一个罚球时,马尔福大声说道,“他们挑选的是那些他们觉得可怜的人。比如波特,没爹没妈,还有韦斯莱兄弟,家里没钱—— 你也应该入队呀,纳威-隆巴顿,因为你没有头脑。”
纳威脸涨得通红,他从椅子上转过身子,面对马尔福。
“我比十二个你加在一起都强,马尔福。”他结结巴巴地说。