ハリーは箒置き場にやってきた。木の扉とびらに寄りかかってホグワーツを見上げると、窓という窓が夕日に照らされて赤くキラキラ輝かがやいている。グリフィンドールが首しゅ位いに立った。僕、やったんだ。スネイプに目にもの見せてやった……。
スネイプと言えば……。
城の正面の階段を、フードをかぶった人物が急ぎ足で降りてきた。明らかに人ひと目めを避さけている。禁きんじられた森に足あし早ばやに歩いていく。試合の勝しょう利り熱ねつがあっという間に吹っ飛んでしまった。あのヒョコヒョコ歩きが誰なのかハリーにはわかる。スネイプだ。他ほかの人たちが夕食を食べている時にこっそり森に行くとは――いったい何事だろう
ハリーはまたニンバスに跳とび乗のり、飛び上がった。城の上までそーっと滑かっ走そうすると、スネイプが森の中に駆かけ込こんでいくのが見えた。ハリーは跡あとをつけた。
木が深々と繁しげり、ハリーはスネイプを見失った。円を描きながらだんだん高度を下げ、木の梢こずえの枝に触るほどの高さになった時、誰かの話声が聞きこえた。声のする方にスィーッと移動し、ひときわ高いぶなの木に音を立てずに降りた。
箒をしっかり握にぎりしめ、そぉーっと枝を登り、ハリーは葉っぱの陰かげから下をのぞき込んだ。
哈利已经来到了扫帚棚。他靠在木门上,抬头望着霍格沃茨,那些窗户在夕阳的辉映下闪着红光。格兰芬多队领先了。他成功了,他使斯内普看到..说到斯内普..一个戴着兜帽的身影迅速走下城堡的正门台阶,显然是不想让人看见,飞快地直奔禁林而去。哈利注视着,心头胜利的喜悦渐渐消失了。他认出了那个身影的鬼鬼祟祟的步态。正是斯内普。他趁别人吃晚饭的时候,偷偷溜往禁林—— 他想干什么?哈利跳回到飞天扫帚上,腾地起飞了。他悄无声息地滑过城堡上空,看见斯内普奔跑着进了禁林。他跟了过去。
树木太茂密了,他看不清斯内普去了哪里。他盘旋着,越来越低,擦着树梢飞翔,最后终于听见了有人说话的声音。他轻盈地朝他们飞去,静悄悄地落在一棵高耸的山毛榉上。
他小心地顺着一根树枝往前爬,手里紧紧抓住飞天扫帚,他想透过树叶往下看。