木の下の薄うす暗ぐらい平へい地ちにスネイプがいた。一人ではなかった。クィレルもいた。どんな顔をしているかハリーにはよく見えなかったが、クィレルはいつもよりひどくどもっていた。ハリーは耳をそばだてた。
「……な、なんで……よりによって、こ、こんな場所で……セブルス、君にあ、会わなくちゃいけないんだ」
「このことは二人だけの問題にしようと思いましてね」
スネイプの声は氷のようだった。
「生徒諸しょ君くんに『賢けん者じゃの石』のことを知られてはまずいのでね」
ハリーは身を乗り出した。クィレルが何かモゴモゴ言っている。スネイプがそれをさえぎった。
「あのハグリッドの野獣やじゅうをどう出し抜くか、もうわかったのかね」
「で、でもセブルス……私は……」
「クィレル、我わが輩はいを敵に回したくなかったら」
スネイプはぐいと一歩前に出た。
「ど、どういうことなのか、私には……」
「我わが輩はいが何が言いたいか、よくわかってるはずだ」
ふくろうが大きな声でホーッと鳴いたので、ハリーは木から落ちそうになった。やっとバランスを取り、スネイプの次の言葉を聞きとった。
「……あなたの怪あやしげなまやかしについて聞かせていただきましょうか」
「で、でも私は、な、何も……」
「いいでしょう」
とスネイプがさえぎった。
「それでは、近ちか々ぢか、またお話をすることになりますな。もう一度よく考えて、どちらに忠誠ちゅうせいを尽つくすのか決めておいていただきましょう」
スネイプはマントを頭からすっぽりかぶり、大おお股またに立ち去った。もう暗くなりかかっていたが、ハリーにはその場に石のように立ち尽つくすクィレルの姿が見えた。
下面,在一片布满阴影的空地上,站着斯内普,但他并不是一个人。奇洛也在那里。哈利看不清他脸上的表情,但他结巴得比任何时候都厉害。哈利全神贯注地听他们在说什么。
“..不一不知道你为什么要~要一要选在这里见面,西弗勒斯..,,“噢,我认为这事不宜公开,”斯内普说,声音冷冰冰的,“毕竟,学生们是不应该知道魔法石的。”
哈利探身向前。奇洛正在嘀咕着什么。斯内普打断了他。“你有没有弄清怎样才能制服海格的那头怪兽?’’“可— 可— 可是,西弗勒斯,我—— ”
“你不希望我与你为敌吧,奇洛。”斯内普说着,朝他逼近了一步。“我— 我不知— 知道你—— ”
“你很清楚我的意思。”
一只猫头鹰高声叫了起来,哈利差点儿从树上摔了下去。他稳住自己,正好听见斯内普说,“—— 你的秘密小花招。我等着。”
“可— 可是,我不一不一不—— ”
“很好。”斯内普打断了他,“过不了多久,等你有时间考虑清楚,决定了为谁效忠之后,我们还会再谈一次。”
他用斗篷罩住脑袋,大步流星地走出了空地。天几乎完全黑了,但哈利仍能看见奇洛一动不动地站在那里,像一具泥塑木雕。