結局けっきょく、もう一つ心配を抱かかえることになってしまった。ハグリッドが法を犯おかして小屋にドラゴンを隠かくしているのがバレたらどうなるんだろう。
「あーあ、平へい穏おんな生活って、どんなものかなぁ」
次々に出される宿題と来る日も来る日も格かく闘とうしながら、ロンがため息をついた。ハーマイオニーがハリーとロンの分も学習予定表を作りはじめたので、二人とも気が狂いそうだった。
ある朝、ヘドウィグがハリーにハグリッドからの手紙を届けた。たった一行いちぎょうの手紙だ。
「いよいよ孵るぞ」
ロンは薬やく草そう学がくの授業じゅぎょうをさぼって、すぐ小屋に向かおうとしたが、ハーマイオニーがガンとして受うけつけない。
「だって、ハーマイオニー、ドラゴンの卵たまごが孵るところなんて、一生に何度も見られると思うかい」
「授業があるでしょ。さぼったらまた面めん倒どうなことになるわよ。でも、ハグリッドがしていることがバレたら、私たちの面倒とは比べものにならないぐらい、あの人ひどく困ることになるわ……」
「黙だまって」ハリーが小声で言った。
现在,他们又有新的事情要操心了:如果有人发现海格在他的小屋里非法养龙,会把他怎么样呢?“真想知道和平安宁的日子是什么样的。”罗恩叹着气说。一个晚上接一个晚上,他们奋力完成老师布置的那一大堆家庭作业。赫敏已经开始为哈利和罗恩制订复习计划了。这简直要把他们逼疯了。
然后,在一天吃早饭的时候,海德薇又给哈利捎来一张海格的纸条。上面只写着四个字:快出壳了。
罗恩不想上草药课了,想直奔海格的小屋。赫敏坚决不同意。
“赫敏,我们一辈子能看见几次小龙出壳啊?”
“我们要上课,不然我们会惹麻烦的;如果有人发现海格做的事情,他会比我们更倒霉的—— ”
“别说了。”哈利小声警告。