マルフォイがほんの数メートル先にいて、立ち止まってじっと聞き耳を立てていた。どこまで聞かれてしまったんだろう ハリーはマルフォイの表情がとても気にかかった。
ロンとハーマイオニーは薬草学の教室に行く間ずっと言い争っていた。とうとうハーマイオニーも折おれて、午前中の休憩きゅうけい時間に三人で急いで小屋に行ってみようということになった。授業の終わりを告げるベルが、塔とうから聞こえてくるやいなや、三人は移植いしょくごてを放ほうり投なげ、校庭を横切って森のはずれへと急いだ。
ハグリッドは興こう奮ふんで紅潮こうちょうしていた。
「もうすぐ出てくるぞ」と三人を招まねき入れた。
卵はテーブルの上に置かれ、深い亀き裂れつが入っていた。中で何かが動いている。コツン、コツンという音がする。
椅子をテーブルのそばに引き寄せ、みんな息を潜ひそめて見守った。
突とつ然ぜんキーッと引ひっ掻かくような音がして卵がパックリ割れ、赤ちゃんドラゴンがテーブルにポイと出てきた。かわいいとはとても言えない。シワくちゃの黒いこうもり傘がさのようだ、とハリーは思った。やせっぽちの真っ黒な胴どう体たいに不ふ似に合あいな、巨大な骨っぽい翼つばさ、長い鼻に大きな鼻の穴、こぶのような角、オレンジ色の出で目め金きんだ。
马尔福就在离他们几步远的地方,停下来听他们说话。给他听去了多少?哈利真讨厌马尔福脸上的那副表情。
在草药课上,罗恩一直在和赫敏辩论。最后,赫敏终于答应在上午课闻休息时,和他们俩一起跑到海格的小屋里去看看。下课的时候,城堡里刚刚传出铃声,他们三个就扔下小铲子,匆匆跑过场地,朝森林禁地的边缘奔去。海格迎接了他们,他满面红光,非常兴奋。。
“快要出来了。”他把他们让进小屋。那只蛋躺在桌上,上面已经有了一条深深的裂缝。有什么东西在里面不停地动着,传出一种很好玩的咔嗒咔嗒的声音。他们都把椅子挪得更靠近桌子,屏住呼吸,密切注视着。
突然,随着一阵刺耳的擦刮声,蛋裂开了。小龙在桌上摇摇摆摆地扑腾着。它其实并不漂亮;哈利觉得它的样子就像一把皱巴巴的黑伞。它多刺的翅膀与它瘦瘦的乌黑身体比起来,显得特别的大。它还有一只长长的大鼻子,鼻孔是白色的,脑袋上长着角疙瘩,橘红色的眼睛向外突起。