「いまさら計画は変えられないよ」
ハリーはハーマイオニーにそう言った。
「チャーリーにまたふくろう便びんを送る暇ひまはないし、ノーバートを何とかする最後のチャンスだし。危き険けんでもやってみなくちゃ。それにこっちには透とう明めいマントがあるってこと、マルフォイはまだ知らないし」
ハグリッドのところに行くと、大おお型がたボアハウンド犬のファングがしっぽに包ほう帯たいを巻まかれて小屋の外に座り込こんでいた。ハグリッドは窓を開あけて中から二人に話しかけた。
「中には入れてやれない」
ハグリッドはフゥフゥ言っている。
「ノーバートは難むずかしい時期でな……いや、決して俺おれの手に負えないほどではないぞ」
チャーリーの手紙の内容を話すと、ハグリッドは目に涙をいっぱい溜ためた――ノーバートがついいましがたハグリッドの脚あしに噛かみついたせいかもしれないが。
「ウワーッ いや、俺おれは大だい丈じょう夫ぶ。ちょいとブーツを噛んだだけだ……ジャレてるんだ……だって、まだ赤ん坊だからな」
その「赤ん坊」がしっぽで壁かべをバーンと叩たたき、窓がガタガタ揺ゆれた。ハリーとハーマイオニーは一いっ刻こくも早く土曜日が来てほしいと思いながら城へ帰っていった。
“已经来不及改变计划了,”哈利对赫敏说,“我们没有时间再派一只猫头鹰去找查理,而且这大概是我们摆脱诺伯的惟一机会了。我们不得不冒一次险。
我们有隐形衣呢,这是马尔福不知道的。”他们去通知海格时,发现大猎狗牙牙坐在门外,尾巴上包着绷带。海格打开窗户跟他们说话。“我不能让你们进来,”他喘着气说,“诺伯现在很难对付—— 我拿它没有办法。”他们把查理来信的事对他说了,他的眼里噙满泪水,不过这也可能是因为诺伯刚刚咬了他的腿。“呵呵!没关系,它只咬了我的靴子—— 它是在玩耍呢—— 说到底,它还是个小毛娃啊。”小毛娃用尾巴梆梆地敲着墙,震得窗户咔咔直响。哈利和赫敏走回城堡,心里盼望着星期六早点到来。