「呆あきれ果てたことです」
マクゴナガル先生が話し続けている。
「一ひと晩ばんに四人もベッドを抜け出すなんて こんなこと前ぜん代だい未み聞もんです ミス・グレンジャー、あなたはもう少し賢かしこいと思っていました。ミスター・ポッター、グリフィンドールはあなたにとって、もっと価か値ちのあるものではないのですか。三人とも処しょ罰ばつです……えぇ、あなたもですよ、ミスター・ロングボトム。どんな事情があっても夜に学校を歩き回る権利は一いっ切さいありません。特にこのごろ、危き険けんなのですから……五〇点。グリフィンドールから減げん点てんです」
「五〇」
ハリーは息を呑のんだ――寮りょう対たい抗こうのリードを失ってしまう。せっかくこの前のクィディッチでハリーが獲かく得とくしたリードを。
「一人五〇点です」マクゴナガル先生は尖とがった高い鼻から荒々しく息を吐はいた。
「先生……、お願いですから……」
「そんな、ひどい……」
「ポッター、ひどいかひどくないかは私わたくしが決きめます。さあ、皆さんベッドに戻りなさい。グリフィンドールの寮生りょうせいをこんなに恥ずかしく思ったことはありません」
“我感到很气愤,”麦格教授说,“一晚上有四个学生不睡觉!这种事情我以前还从未听说过!你,格兰杰小姐,我原以为你头脑更清醒一些。至于你,波特先生,我原以为你是十分看重格兰芬多荣誉的。你们三个都要被关禁闭—— 是的,还有你,隆巴顿先生,不管是怎么回事,你都无权半夜三更在学校里乱逛,这是非常危险的—— 格兰芬多被扣掉五十分。”
“五十?”哈利觉得喘不过气来—— 他们的领先地位保不住了,这名次还是他在上次魁地奇比赛中好不容易赢来的。
“每人五十分。”麦格教授说,长长的尖鼻子喷着粗气。
“教授—— 求求您—— ”’“您不能—— ”‘“不用你告诉我说我能做什么,不能做什么,波特。好了,你们都上床去吧。我从未像现在这样为格兰芬多的学生感到脸红。”