――こうなったら乗りかかった船だ。たったいまこのドアから出ていったのはスネイプに違いない。「賢けん者じゃの石」を一ダース賭かけたっていい。いま聞いたことを考えると、きっとスネイプはうきうきした足取りで歩いていることだろう……クィレルをついに降こう参さんさせたのだから。
ハリーは図書館に戻った。ハーマイオニーがロンに天てん文もん学がくのテストをしていた。ハリーはいま見聞きした出で来き事ごとをすべて二人に話した。
「それじゃ、スネイプはとうとうやったんだ クィレルが『闇やみの魔術まじゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ』を破る方法を教えたとすれば……」
「でもまだフラッフィーがいるわ」
「もしかしたら、スネイプはハグリッドに聞かなくてもフラッフィーを突とっ破ぱする方法を見つけたかもしれないな」
周まわりにある何千冊という本を見上げながら、ロンが言った。
「これだけの本がありゃ、どっかに三さん頭とう犬けんを突破する方法だって書いてあるよ。どうする ハリー」
ロンの目には冒ぼう険けん心しんが再び燃え上がっていた。しかし、ハリーよりも素す早ばやくハーマイオニーが答えた。
「ダンブルドアのところへ行くのよ。ずーっと前からそうしなくちゃいけなかったのよ。自分たちだけで何とかしようとしたら、今度こそ退たい学がくになるわよ」
不过,他愿意拿十二块魔法石打赌:刚才离开教室的是斯内普,从脚步声听,斯内普的步子陡然变得轻快了—— 看来奇洛终于投降了。
哈利返回图书馆,赫敏正在那里为罗恩测验天文学。哈利把他刚才听到的告诉了他们。“这么说,斯内普终于得手了!”罗恩说,“如果奇洛告诉了他怎样解除他的反黑魔法咒语—— ” “别忘了还有路威呢。”赫敏说。
“说不定斯内普已经知道了怎样通过路成,根本甩不着去问海格。”罗恩说道,抬头看着他们周围的无数本书,“我敢说这里肯定藏着一本书,可以告诉你怎样通过一条三个脑袋的大狗。那么我们怎么办呢,哈利?”
渴望冒险的光芒又在罗恩的眼睛里闪烁了,可是赫敏赶在哈利前面答话了。
“去找邓布利多。我们早就应该这么做了。如果我们再要单独行动,肯定会被学校开除的。”