「夜明けに戻ってくるよ。こいつらの体の残ってる部分だけ引き取りにくるさ」
フィルチは嫌いやみたっぷりにそう言うと、城に帰っていった。ランプが暗くら闇やみにゆらゆらと消えていった。今度はマルフォイがハグリッドに向かって言った。
「僕は森には行かない」
声が恐怖きょうふにおののいているのがわかるのでハリーはいい気き味みだと思った。
「ホグワーツに残りたいなら行かねばならん」ハグリッドが厳きびしく言い返した。「悪いことをしたんじゃから、その償つぐないをせにゃならん」
「でも、森に行くのは召めし使つかいのすることだよ。生徒にさせることじゃない。同じ文章を何百回も書き取りするとか、そういう罰だと思っていた。もし僕がこんなことをするってパパが知ったら、きっと……」
「きっと、これがホグワーツの流儀りゅうぎだってそう言いきかせるだろうよ」
ハグリッドが唸うなるように言った。
「書き取りだって へっ それがなんの役に立つ 役に立つことをしろ、さもなきゃ退たい学がくしろ。おまえの父さんが、おまえが追い出された方がましだって言うんなら、さっさと城に戻って荷物をまとめろ さあ行け」
マルフォイは動かなかった。ハグリッドを睨みつけていたが、やがて視し線せんを落とした。
“我天亮的时候回来,”费尔奇说,“收拾他们的残骸。”他恶狠狠地说罢,然后转身朝城堡走去,那盏灯摇摇摆摆地消失在黑暗中。这时马尔福转向了海格。“我不进那个禁林。”他说。哈利高兴地听出他声音里透着一丝惊恐。“如果你还想待在霍格沃茨,你就非去不可。”海格毫不留情地说,“你做了错事,现在必须付出代价。”“进这里干事是用人的差使,不是学生干的。我还以为我们最多写写检查什么的。如果我父亲知道我在干这个,他会—— ”
“—— 告诉你霍格沃茨就是这样的。”海格粗暴地说,“写写检查!这对你有什么好处?你得做点有用的事,不然就得滚蛋。如果你认为你父亲情愿让你被开除,你就尽管回城堡收拾行李去吧。走吧!”
马尔福没有动弹。他愤怒地看着海格,但随即又垂下了目光。