ハグリッドが声を張はりあげた。開けた空間に現れたのは……人間、いや、それとも馬 腰こしから上は赤い髪かみに赤い鬚ひげの人の姿。そして腰から下はツヤツヤとした栗くり毛げに赤味がかった長い尾おをつけた馬。ハリーとハーマイオニーは口をポカンと開あけたままだった。
「ああ、君か、ロナン」ハグリッドがほっとしたように言った。
「元気かね」ハグリッドはケンタウルスに近づき握あく手しゅした。
「こんばんは、ハグリッド」
ロナンの声は深く、悲しげだった。
「私を撃うとうとしたんですか」
「ロナン、用心にこしたことはない」
石いし弓ゆみを軽く叩たたきながらハグリッドが言った。
「なんか悪いもんがこの森をうろついているんでな。ところで、ここの二人はハリー・ポッターとハーマイオニー・グレンジャーだ。学校の生徒でな。お二人さん、こちらはロナンだよ。ケンタウルスだ」
「気がついていたわ」ハーマイオニーが消え入るような声で言った。
「こんばんは。生徒さんだね 学校ではたくさん勉強してるかね」
「えーと……」
「少しは」ハーマイオニーがおずおずと答えた。
「少し。そう。それはよかった」
ロナンはフーッとため息をつき、首をブルルッと振って空を見上げた。
那东西应声走进了空地—— 它到底是人,还是马?腰部以上是人,红色的头发和胡子,但腰部以下却是棕红色的发亮的马身,后面还拖着一条长长的红尾巴。哈利和赫敏吃惊地张大嘴巴。
“哦,原来是你,罗南。”海格松了一口气,说道,“你好吗?”他走上前,和马人握了握手。“晚上好,海格。”罗南说。他的声音低沉而忧伤。“你想用弓箭射我?”
“不得不提高警惕,罗南,”海格说,一边拍了拍他的箭筒,“这片森林里有个坏家伙在到处活动。噢,对了,这是哈利波特和赫敏格兰杰,是上面那所学校里的学生。我来给你们俩介绍一下,这位是罗南,是一个马人。”
“我们已经注意到了。”赫敏小声地说。
“晚上好,”罗南说,“你们是学生?在学校里学到的东西多吗?”“嗯—— ” “学到一点儿。”赫敏腼腆地说。“学到一点儿,好,那就很不错了。”罗南叹了口气。他仰起头,凝视着天空。