「ただの一度も――」ハグリッドはいらいらして言った。
「ケンタウルスからはっきりした答えをもらったためしがない。いまいましい夢む想そう家かよ。星ばかり眺ながめて、月より近くのものにはなんの興味きょうみも持っとらん」
「森にはケンタウルスがたくさんいるの」とハーマイオニーが尋たずねた。
「ああ、まあまあだな……たいていやっこさんたちはあんまり他ほかのやつとは接することがない。だが俺が何か聞きたい時は、ちゃんと現れるという親切さはある。連中れんちゅうは深い。心がな。ケンタウルス……いろんなことを知っとるが……あまり教えちゃくれん」
「さっき聞いた音、ケンタウルスだったのかな」ハリーが聞いた。
「あれが蹄ひづめの音に聞こえたかね いーや、俺にはわかる。ユニコーンを殺したヤツの物音だ……あんな音はいままで聞いたことがない」
三人は深く真っ暗な茂みの中を進んだ。ハリーは神しん経けい質しつに何度も後ろを振り返った。なんとなく見張られているようないやな感じがするのだ。ハグリッドもいるし、おまけに石弓もあるから大だい丈じょう夫ぶ、とハリーは思った。ちょうど角を曲がった時、ハーマイオニーがハグリッドの腕うでをつかんだ。
“唉,从马人那里总是得不到直截了当的回答。”海格恼火地说,“总是仰头看着星星,真讨厌。他们除了月亮周围的东西,对任何事情都不感兴趣。” “这里的马人多吗?”赫敏问。
“哦,有那么几个..他们大部分都跟自己的同类待在一起,不过他们心眼不错,每当我想跟他们说说话的时候,他们总能及时出现。这些马人深奥莫测..他们知道许多事情..却总是守口如瓶。”
“你说,我们先前听见的动静会不会也是一个马人?”哈利问。“你觉得那像是马蹄声吗?如果你问我的话,我认为不是,那就是杀死独角兽的家伙—— 那种声音我以前从来没有昕见过。”
他们继续在茂密、漆黑的树林间穿行。哈利总是紧张地扭头张望。他有一种很不舒服的感觉,好像有人在监视他们。他很高兴有海格和他的石弓陪伴着他们。可是,刚拐过小路上的一个弯道,赫敏突然一把抓住海格的胳膊。