「ハリー、リラックスしろよ。ハーマイオニーの言うとおりだ。ダンブルドアがいるかぎり、『石』は無事だよ。スネイプがフラッフィーを突とっ破ぱする方法を見つけたっていう証拠しょうこはないし。いっぺん脚あしを噛かみ切られそうになったんだから、スネイプがすぐにまた同じことをやるわけないよ。それに、ハグリッドが口を割ってダンブルドアを裏うら切ぎるなんてあり得ない。そんなことが起こるくらいなら、ネビルはとっくにクィディッチ世界選手権のイングランド代表選手になってるよ」
ハリーはうなずいた。しかし、何か忘れているような感じがしてならない。何か大変なことを。ハリーがそれを説明すると、ハーマイオニーが言った。
「それって、試験のせいよ。私も昨日きのう夜中に目を覚さまして、変へん身しん術じゅつのノートのおさらいを始めたのよ。半分ぐらいやった時、この試験はもう終わってたってことを思い出したの」
この落ち着かない気分は試験とはまったく関係ないと、ハリーには、はっきりわかっていた。眩まぶしいほどの青空に、ふくろうが手紙をくわえて学校の方に飛んでいくのが見えた。ハリーに手紙をくれたのはハグリッドだけだ。ハグリッドは決してダンブルドアを裏切ることはない。ハグリッドがどうやってフラッフィーを手なずけるかを、誰かに教えるはずがない……絶ぜっ対たいに……しかし――。
ハリーは突とつ然ぜん立ち上がった。
“哈利,放松一点儿,赫敏说得对,只要有邓布利多在,魔法石就不会有危险。不管怎么说,我们没有发现任何证据,能够确定斯内普打听到了制服路威的办法。他上次差点被咬断了腿,不会匆匆忙忙再去冒险尝试的。如果连海格都背叛了邓布利多,那么纳威就可以入选英格兰魁地奇球队了。”
哈利点了点头,但他怎么也摆脱不了一种隐隐约约的感觉,似乎他忘了做一件事,一件非常重要的事。当他想对两个朋友解释这种感觉时,赫敏说:“这都是考试在作怪。我昨天夜里醒来,忙着复习变形课的笔记,然后才突然想起来,那门课我们已经考过了。”
然而,哈利可以确定,那种不安的感觉与考试没有丝毫关系。他望着一只猫头鹰扑扇着翅膀掠过蔚蓝色的天空,往学校的方向飞去,嘴里叼着一张纸条。只有海格一个人给他写过信。海格是永远不会背叛邓布利多的。海格决不会告诉任何人制服路威的办法..决不会的..可是——哈利突然一跃而起。