「魔ま法ほう省しょうから緊急きんきゅうのふくろう便びんが来て、すぐにロンドンに飛び発たたれました」
「先生がいらっしゃらない この肝かん心じんな時に」ハリーは慌てた。
「ポッター。ダンブルドア先生は偉い大だいな魔法使いですから、大変ご多た忙ぼうでいらっしゃる……」
「でも、重大なことなんです」
「ポッター。魔ま法ほう省しょうの件けんよりあなたの用件の方が重要だというんですか」
「実は……」ハリーは慎重しんちょうさをかなぐり捨てて言った。「先生……『賢けん者じゃの石』の件なのです……」
この答えだけはさすがのマクゴナガル先生にも予よ想そう外がいだった。先生の手からバラバラと本が落ちたが、先生は拾ひろおうともしない。
「どうしてそれを……」
先生はしどろもどろだ。
「先生、僕の考えでは、いいえ、僕は知ってるんです。スネー……いや、誰かが『石』を盗もうとしています。どうしてもダンブルドア先生にお話ししなくてはならないのです」
マクゴナガル先生は驚おどろきと疑うたがいの入いり交まじった目をハリーに向けていたが、しばらくして、やっと口を開いた。
“他走了?”哈利万分焦急地说,“在这个时候?”
“邓布利多教授是一个非常了不起的巫师,日理万机,时间宝贵—— ”
“可是这件事非常重要。”
“你们要说的事比魔法部还重要吗,哈利?”
“是这样,”哈利说,他把谨慎抛到了九霄云外,“教授—— 是关于魔法石的—— ”
麦格教授无论如何也没有想到会是这件事。她怀里的书稀里哗啦地掉到地板上,她没有去捡。
“你们怎么知道—— ”她结结巴巴地问。
“教授,我认为—— 我知道—— 斯内—— 有人试图去偷魔法石。我必须和邓布利多教授谈谈。”
麦格教授用交织着惊愕和怀疑的目光看着他。