「何が見える」ハーマイオニーが恐こわ々ごわ尋たずねた。
「何にも……真っ暗だ……降りていく階段もない。落ちていくしかない」
ハリーはまだ横笛を吹いていたが、ロンに手で合あい図ずをし、自分自身を指さした。
「君が先に行きたいのかい 本当に」とロンが言った。
「どのくらい深いかわからないよ。ハーマイオニーに笛を渡わたして、犬を眠らせておいてもらおう」
ハリーは横笛をハーマイオニーに渡した。ほんのわずか音が途と絶だえただけで、犬はグルルと唸り、ピクピク動いた。ハーマイオニーが吹きはじめると、またすぐ深い眠りに落ちていった。
ハリーは犬を乗のり越こえ、仕掛け扉から下を見た。底が見えない。
ハリーは穴に入り、最後に指先だけで扉にしがみつき、ロンの方を見上げて言った。
「もし僕の身に何か起きたら、ついてくるなよ。まっすぐふくろう小屋に行って、ダンブルドア宛あてにヘドウィグを送ってくれ。いいかい」
「了解りょうかい」
「じゃ、後あとで会おう。できればね……」
ハリーは指を離はなした。冷たい湿しめった空気を切ってハリーは落ちていった。下へ……下へ……下へ……そして――、
“你能看见什么?”赫敏着急地问道。
“什么也看不见—— 一片漆黑—— 也没有梯子可以下去,我们只好跳了。”
哈利一边仍在吹着笛子,一边朝罗恩挥了挥手,引起他的注意,又甩手指了指自己。“你想第一个下去?真的吗?”罗恩说,“我不知道这个洞有多深。把笛子给赫敏,让她继续哄大狗睡觉。”哈利把笛子递了过去。在音乐停顿的这几秒钟里,大狗又咆哮起来,并开始扭动身子, 可是赫敏刚把笛子吹晌, 它就又沉沉地睡_去了。哈利从大狗身上爬过去,透过那个洞口往下看。下面深不见底。
他慢慢顺着洞口滑下去,最后只靠十个手指攀住洞口边缘。他抬头看着罗恩说:“如果我出了什么意外,你们别跟着下来。直接到猫头鹰住的橱屋,派海德薇给邓布利多送信,行吗?”
“好吧。”罗恩说。
“过会儿见,我希望..”
哈利松开了手,寒冷、潮湿的空气在他耳边呼呼掠过。他向下坠落,坠落,坠落,然后——扑通。