大きく息を吸い込こみ、腕うでで顔を覆おおい、ハリーは部屋を駆かけ抜けた。いまにも鋭するどい嘴くちばしや爪つめが襲ってくるかもしれない、と思ったが何事も起こらなかった。ハリーは無む傷きずで扉にたどり着いた。取っ手を引いてみたが、鍵かぎがかかっていた。
ロンとハーマイオニーが続いてやってきた。三人で押せども引けども扉とびらはビクともしない。ハーマイオニーがアロホモラ呪じゅ文もんを試してみたがだめだった。
「どうする」ロンが言った。
「鳥よ……鳥はただ飾かざりでここにいるんじゃないはずだわ」とハーマイオニーが言った。
三人は頭上高く舞まっている鳥を眺ながめた。輝かがやいている――輝いている
「鳥じゃないんだ」
ハリーが突とつ然ぜん言った。
「鍵なんだよ 羽の生はえた鍵だ。よく見てごらん。ということは……」
ハリーは部屋を見み渡わたした。他ほかの二人は目を細めて鍵の群れを見つめていた。
「……よし。ほら 箒ほうきだ ドアを開あける鍵を捕つかまえなくちゃいけないんだ」
「でも、何百羽もいるよ」
ロンは扉の錠かぎを調べた。
他深深吸了口气,用手臂挡住面孔,飞快地冲到房间的另一头。他以为随时都会有尖利的嘴巴和爪子来撕扯他,结果却平安无事。他毫发无损地来到那扇门边,拉了拉把手,门是锁着的。
罗恩和赫敏也跟了过来。他们一起又拉又推,可是木门纹丝不动,赫敏又试了试她的阿拉霍洞开咒,也无济于事。“怎么办?”罗恩问。、. “这些鸟..它们不可能只是用来作装饰的。”赫敏说。三个人注视着那些小鸟在头顶上飞来飞去,闪闪发亮—— 闪闪发亮?“它们根本不是什么鸟!”哈利突然说道,“它们是钥匙!带翅膀的钥匙—— 你们仔细看看。显然这意味着..”哈利环顾着房间的每个角落,而罗恩和赫敏则仰头凝视着那一大群飞舞的钥匙。“..有了,你们瞧!飞天扫帚!我们必须上去逮住那扇门的钥匙!”
“可是那上面有好几百把钥匙呢!”
罗恩仔细查看那扇门的锁。