「大きくて昔風むかしふうの鍵を探すんだ……たぶん取っ手と同じ銀ぎん製せいだ」
三人はそれぞれ箒を取り、地面を蹴けり、空中へと鍵の雲のまっただ中へと舞い上がった。三人とも捕もうとしたり、引っかけようとしたりしたが、魔法がかけられた鍵たちはスイスイと素速すばやく飛び去り、急きゅう降こう下かし、とても捕まえることができなかった。
しかし、ハリーはだてに今こん世せい紀き最年少のシーカーをやっているわけではない。他ほかの人には見えないものを見つける能力がある。一分ほど虹にじ色いろの羽の渦うずの中を飛び回っているうちに、大きな銀色の鍵を見つけた。一度捕まって無理やり鍵かぎ穴あなに押し込こまれたかのように、片かた方ほうの羽が折おれている。
「あれだ」ハリーは二人に向かって叫さけんだ。
「あの大きいやつだ……そこ、違うよ、そこだよ……明るいブルーの羽だ……羽が片方、ひん曲がっている」
ロンはハリーの指さす方向に猛もうスピードで向かい、天井てんじょうにぶつかって危あやうく箒から落ちそうになった。
「三人で追い込まなくちゃ」
曲がった羽の鍵から目を離はなさずに、ハリーが呼びかけた。
「ロン、君は上の方から来て……ハーマイオニー、君は下にいて降こう下かできないようにしておいてくれ。僕が捕まえてみる。それ、いまだ」
“我们要寻找一把古色古香的大钥匙—— 可能是银色的,形状像个门把手。”
他们每人抓起一把扫帚,双脚一蹬,升到半空,冲进那一群密集的钥匙阵。他们拼命地又抓又捞,可是那些施了魔法的钥匙躲闪得太快了,简直不可能抓得住。
不过,哈利作为一个世纪以来最年轻的魁地奇找球手,并不是徒有虚名的。他在搜寻飞行目标方面有着过人的技巧。他在五彩缤纷的小翅膀的漩涡中穿行了一分钟后,就注意到一把大大的银钥匙的翅膀耷拉着,就好像它曾经被人抓住、粗暴地塞进了钥匙孔里。
“就是它!”他对罗恩和赫敏喊道,“那把大钥匙—— 在那儿—— 不,不是这儿,是那儿—— 带着天蓝色翅膀的那个—— 羽毛全都倒向了一边。”
罗恩飞快地朝哈利所指的方向冲去,结果一头撞在天花板上,差点从飞天扫帚上掉下来。
“我们得把它包围起来!',哈利喊道,眼睛一直盯着那只翅膀被折断的钥匙。“罗恩,你从上面堵住它—— 赫敏,你守在下面,别让它往下飞—— 我来把它抓住。好了,现在开始!”