「わかったわ。一番小さな瓶が、黒い火を通り抜けて『石』の方へ行かせてくれる」
ハリーはその小さな瓶を見つめた。
「一人分しかないね。ほんの一ひと口くちしかないよ」
とハリーが言った。二人は顔を見合わせた。
「紫むらさきの炎をくぐって戻れるようにする薬はどれ」
ハーマイオニーが一番右みぎ端はしにある丸い瓶びんを指さした。
「君がそれを飲んでくれ」とハリーが言った。
「いいから黙だまって聞いてほしい。戻ってロンと合流してくれ。それから鍵かぎが飛び回っている部屋に行って箒ほうきに乗る。そうすれば仕し掛かけ扉とびらもフラッフィーも飛び越こえられる。まっすぐふくろう小屋に行って、ヘドウィグをダンブルドアに送ってくれ。彼が必要なんだ。しばらくならスネイプを食い止められるかもしれないけど、やっぱり僕じゃかなわないはずだ」
「でもハリー、もし『例のあの人』がスネイプと一いっ緒しょにいたらどうするの」
「そうだな。僕、一度は幸運だった。そうだろう」
ハリーは額ひたいの傷きずを指さした。
「だから二度目も幸運かもしれない」
ハーマイオニーは唇くちびるを震ふるわせ、突とつ然ぜんハリーに駆かけ寄より、両手で抱きついた。
“知道了,”她说,“这只最小的瓶子能帮助我们穿过黑色火焰—— 拿到魔法石。”
哈利看着那只不起眼的小瓶子。
“里面只够一个人喝的了,’’他说,“还不到一口呢。”
他们互相望着对方。
“哪个瓶子能使你穿过紫色火焰返回?”
赫敏指指最右边的一只圆溜溜的瓶子。
“你喝那一瓶。”哈利说,“你先别插嘴,听我说—— 你回去找到罗恩—— 从飞舞着钥匙的房间里抓两把扫帚,它们会载着你们穿越活板门,从路威身边通过—— 直接去猫兰鹰住的棚屋,派海德薇去给邓布利多送信,我们需要他来援救。我也许可以暂时牵制住斯内普,但我决不是他的对手。”
“可是哈利—— 如果神秘人和他在一起怎么办?”
“嗯—— 我以前侥幸逃脱过一次,记得吗?”哈利指着他额头上的伤疤说,“我说不定还能逢凶化吉的。”赫敏的嘴唇颤抖着,她突然冲向哈利,伸出双臂搂住了他。