「でも、どうしてクィレルは僕に触さわれなかったんですか」
「君の母上は、君を守るために死んだ。ヴォルデモートに理解できないことがあるとすれば、それは愛じゃ。君の母上の愛情が、その愛の印を君に残してゆくほど強いものだったことに、彼は気づかなかった。傷きず痕あとのことではない。目に見える印ではない……それほどまでに深く愛を注そそいだということが、たとえ愛したその人がいなくなっても、永久に愛されたものを守る力になるのじゃ。それが、君の肌はだに残っておる。クィレルのように憎しみ、欲よく望ぼう、野や望ぼうに満ちた者、ヴォルデモートと魂たましいを分け合うような者は、それがために君に触ふれることができんのじゃ。かくもすばらしいものによって刻こく印いんされた君のような者に触れるのは、苦痛でしかなかったのじゃ」
ダンブルドアはその時、窓まど辺べに止まった小鳥になぜかとても興味きょうみを持って、ハリーから目をそらした……そのすきにハリーはこっそりシーツで涙を拭ぬぐうことができた。そしてやっと声が出るようになった時、ハリーはまた質問した。
「あの『透とう明めいマント』は……誰が僕に送ってくれたか、ご存ぞん知じですか」
「ああ……君の父上が、たまたま、わしに預あずけていかれた。君の気に入るじゃろうと思ってな」
ダンブルドアの目がキラキラッとした。
“那么,为什么奇洛不能碰我?”
“你母亲是为了救你而死的。如果伏地魔有什么事情弄不明白,那就是爱。他没有意识到,像你母亲对你那样强烈的爱,是会在你身上留下自己的印记的。不是伤疤,不是看得见的痕迹..被一个人这样深深地爱过,尽管那个爱我们的人已经死了,也会给我们留下一个永远的护身符。它就藏在你的皮肤里。正是由于这个原因,奇洛不能碰你。奇洛内心充满仇恨、贪婪和野心,把灵魂出卖给了伏地魔,他碰了一个身上标有这么美好印记的人,是会感到痛苦难忍的。”
说到这里,邓布利多假装对窗外的一只小鸟发生了浓厚的兴趣,哈利便趁这个时间用床单把眼泪擦干。当声音重又恢复正常时,哈利说道:“还有那件隐形衣—— 您知道是淮送给我的吗?”
“呵—— 你父亲碰巧把它留给了我,而我认为你大概会喜欢它。”邓布利多的眼睛里闪着狡黠的光芒。