『三国志』の蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が諸葛孔明(しょかつこうめい)を軍師として迎えたときのこと。劉備は吹雪の中、孔明の草庵を訪ねましたが?二度までもすっぽかされてしまいます?劉備の義兄弟の関羽や張飛は腹を立てましたが?劉備は、どうしてもこの人物は必要だから会えるまでは何度でも行くと言い?三度訪ねてやっと会うことができました。そして劉備と孔明は、生涯にわたる君臣関係を結んだのです?
◆杓子定規(しゃくしじょうぎ)
なぜ「杓子」と「定規」なのでしょう。杓子はお汁などをすくう道具ですが?昔の杓子は柄が曲がっていました。それを定規に使おうとしてもどだい無理なことから、融通や応用の利かないことを意味することばになったようです。
◆弱冠(じゃっかん)
男子の二十歳のことです。昔?男の二十歳を「弱」といい、元服して冠をかぶったのでこのように言われます?「若冠」と書いたら間違いです.