室町時代、正しい貿易船であることを証明する勘合を所持した遣明船によって行った貿易形態である。本来、中国では一定の使命をもつ使者が正しい使者であること証明するため、割符を発行していた。唐のころから勘合とよばれ、国内での軍事上の使者に用いられた。それが明代に入ると外国関係にも適用され、日本の船にたいしてのみならず15国にも及んでいる。その形式は中国王朝にたいする朝貢貿易を円滑に行うため、各国王の上表文に加えて入貢査証としての意味をもたせた勘合が支給されるようになった。明においては、自国の商船が自由に外国に渡航することは禁じられていた。この形式の貿易は日本から馬、硫黄、瑪瑙(瑪瑙)、金屏風,扇などを進貢し、皇帝からは白金、絹織物、銅銭などを賜った。それに対して銅銭、絹、布が交換された。
8.室町時代の「勘合貿易」が中日両国の文化にどんな影響を与えたか。