<物心がついたとき>
ぼくが相撲に興味を持ったのはいつ頃のことであろうか。父親が大の相撲好きとあって、物心がついたときから力士の名前を口にし、テレビの前で応援していたものだ。ぼくは強い力士が好きだった。大鵬の大ファンであった。とにかく大鵬は強かった。大鵬の引退後、この上なく強いと思われた北の湖が現れたが、ぼくの心の中では大鵬が強かった。強つと容姿を兼ね備えた千代の富士が出て来たとき、確かにかっこいいと思ったが、ぼくの思う強さではなかった。そしてぼくと親子ほど年の違う貴乃花が出てくるまで、大鵬に勝つ力士はもう現れないと思っていたのだった。いま、胸が高鳴るほど相撲が楽しい。
問:筆者はいま、どの力士が一番好きですか。
1 大鵬 2北の湖 3 千代の富士 4 貴乃花
答案为(4)