言葉になったメッセージ、言葉にならないメッセージまで感じ取る。 | 聞き上手になる30の方法
メッセージには、2種類あります。
「言葉になっているメッセージ」と「言葉にならないメッセージ」です。
言葉になっているメッセージは、一般的に耳で聞き取ります。
相手が言っていることをそのまま聞くだけでかまいませんから、簡単です。
しかし、コミュニケーションには言葉にならない、あるいは言葉にできないメッセージもあることを心に留めていてください。
むしろ言葉にならないメッセージのほうが、相手の本心であることがあります。
特に感謝や喜び、嬉しさなど、人の心に直接関係した感動は、どうにも言葉にはできません。
オリンピック選手が念願の金メダルを取ったとき「嬉しくて言葉にできません」といったことは、まさに感動だからです。
しかし、言葉にならないメッセージは、口からではなく、表情から表れるのが特徴です。
口に出せなくても、表情に出てしまうのが、人間のよいところです。
言葉ではどうにも表現できないことは、代わりにあなたの表情でしっかり表現することができているのです。
そんな素晴らしい表情をあなたは持っています。
相手の表情も感じ取っていくことで、心からのコミュニケーションができるようになります。
聞き上手な人は「耳」で聞き取るだけが上手なのではなく「表情」で感じ取ることも上手なのです。