価値観の違う人の話ほど、しっかり話を聞く。 | 聞き上手になる30の方法
私たちは「この世」という1つの世界に住んでいます。
1つの世界に住んでいながらも、本当に数え切れないくらい「いろいろな種類の人」がいます。
生まれや育ち、考え方や人種など、この世はたった1つであるにもかかわらず、いろいろな種類の人がいるのです。
私たちの生きているこの世は、たくさんの種類があって、実は1つになっていることに気づきましょう。
私たちの生きている世界は、いわばジグソーパズルなのです。
たくさんの種類があり、どれ1つと同じ模様はありません。
しかし、それらのばらばらが組み合わさって、1つの絵を完成させています。
また同じように、この世にはたくさんの種類の人がいますが、皆で1つの世界を作り上げていることに気づきましょう。
どれか1つが正しいのではなく「全部が正しい」のです。
あなたの理解力を、まずここから始めましょう。
あなたの考え方は、この世で絶対正しいと思うのではなく、ジグソーパズルの1ピースのように「1つの考え方」と思うことです。
あなたの考え方は間違ってはいません。
正しいことなのです。
しかし、あなただけの考え方が正しいのではなく「正しい答えの1つ」であるのです。
ということは、今度はこれを人とのコミュニケーションに置き換えて考えてみましょう。
他人とあなたが違う考え方でも「相手は間違っている。私は正しい」と思うのではありません。
「相手も正しいし、私も正しい」と考えることなのです。
あなたがそう考えることができるようになったとき、あなたの中ではどんなことでも消化して受け入れられるようになります。
そして、最高の聞き上手になる素質が生まれます。
あなたが「この人は私とは価値観が違う。性格的に合わない」という人ほど、自分にはない価値観を持っているということです。
話にむかつくのではなく、自分の取って足りない部分だと思い、飲み込んでしまうことで、心の器は大きくなるのです。