なんでも「Yes」と答える人は、利用される人になる。 | 知的な話し方をする30の方法
「ちょっと手伝ってよ」
「これ、調べてくれないかな」
「お願いがあるんだけど」
相手からのせっかくの誘いは、なかなか断れないものです。
特にお願いは、せっかく話しかけてもらっていることもあり、断りにくい。
優しい人は、つい「Yes」と答えます。
なんでもOKを出す人は、たしかに優しい人に見えます。
しかし、なんでもかんでも「Yes」とばかり答えてしまう人は、本当に優しい人ではありません。
優しいから「Yes」と言っているのではなく、実は断れなくて「No」が言えないだけです。
「優しい人」ではなく「断れない人」というほうが正しい。
「あの人にお願いすれば、なんでもOKしてくれる」と、甘く見られます。
Yesと言う本人は、なんでも仕事を引き受けて、すごい人優しい人と思われるに違いないと、胸を膨らませています。
しかし「Yes」ばかりを答える人が行き着くところは、最終的に「利用される人」になってしまうのです。
頼りがいのある人どころではないのです。
本当に頼りがいのある知的な人は、難しいと思ったことは「No」ときっぱり断ります。
なんでも受け入れる人より、ときどき断る人のほうが「強い信念を持っている人」として、プラスに映ります。
断ることでプラスに働くとは不思議な話ですね。
YesとNoを両方使える人のほうが、頼りがいがあり、知的に映るのです。