日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » グリム童話 » 正文

糸くり三人女

时间: 2018-04-06    进入日语论坛
核心提示:昔、怠け者で糸を紡ごうとしない娘がいました。それで娘の母親は「どうしたってお前をその気にさせることはできやしない」と嘆い
(单词翻译:双击或拖选)
昔、怠け者で糸を紡ごうとしない娘がいました。それで娘の母親は「どうしたってお前をその気にさせることはできやしない」と嘆いていました。ついに或るとき堪忍袋の緒がきれカッとなって母親は娘をなぐりました。それで、娘は大声で泣き出しました。丁度このときお妃さまが通りがかり、泣き声を聞いたので、馬車をとめ、家に入ると、母親に、どうして泣き声が道に聞こえるほど娘をなぐっているのか、と尋ねました。母親は娘の怠け癖をさらけ出すのは恥ずかしいと思い、「娘の心を糸紡ぎから離せないんです。娘は糸紡ぎをすると何度も何度も言い張るんです。私は貧しいし、亜麻を買うお金がないんです。」と言いました。するとお妃さまは「私は、糸紡ぎほど聞きたいものはないですよ。糸車が回っているときはこの上なく楽しいわ。娘を宮殿に連れて行かせて。私には亜麻が十分あるから、好きなだけ紡がせてあげる。」と言いました。母親はこれに心から満足し、お妃さまは娘を一緒に連れていきました。宮殿に着いたあと、お妃さまは娘を上から下まで最上等の亜麻でいっぱいの3つの部屋に案内しました。「さあ、この亜麻を紡いでおくれ。終わったら、私の一番上の息子と結婚させてあげましょう、たとえお前が貧乏でもね、そんなことを気にはしていないのよ、お前のひたむきな勤勉さが十分な持参金ですからね。」とお妃さまは言いました。
 
娘は内心ビクビクしていました。というのは、たとえ300歳まで生きたとしても、断じて、亜麻を紡げなかっただろうからです。そして毎日朝から晩までそこで座っていました。ですから、一人ぼっちのとき泣き出して、指1本動かさないで3日間こうしていました。3日目にお妃さまがやってきて、何も紡がれていないのを見ると驚きました。しかし、娘は母親の家から離れてとても心を痛めているので始められませんでしたと言い訳しました。お妃さまはこの答に納得しましたが、出て行くときに「明日は仕事を始めなければなりませんよ」と言いました。
 
娘はまた一人になったときどうしたらよいかわからず、気がふさいで窓のところに行きました。すると3人の女が自分の方にくるのが見えました。一人目は広い平らな足をしていて、2人目はとても大きな下唇をしていたのであごに垂れ下がっていて、3人目は大きな親指をしていました。三人は窓の前に立ったまま見上げて、「どうしたんだい?」と娘に尋ねました。娘は自分の悩みをこぼしました。すると、手伝ってあげると言ってくれて、「もしお前が私たちを結婚式に招待してくれ、私たちを恥ずかしいと思わないで、それから私たちをおばさんと呼んでくれ、お前の食卓に座らせてくれるなら、お前に亜麻を紡いであげるよ、しかもとても速くだよ。」と言いました。「喜んで。さあ入って、すぐに仕事を始めて!」と娘は答えました。それから娘は3人の奇妙な女を入れ、最初の部屋の場所を空け、そこに3人は座って糸を紡ぎ始めました。一人は糸を引っ張り糸車を足で踏み、もう一人は糸を湿らし、3人目はその糸をより、指でテーブルをたたきました。そしてたたく回数ごとに、最も上等に紡がれた1かせの糸が地面に落ちました。
 
娘は3人の糸くり女をお妃さまから隠しておいて、お妃さまが来たときはいつも大量の紡いだ糸をみせました。それでお妃さまはいくら誉めても誉め足りないくらいでした。最初の部屋が空っぽになり、二番目の部屋へ、そしてとうとう3番目の部屋へとりかかり、それもすぐにかたづきました。それで3人は別れを告げ、「約束したことを忘れないでね、それでお金持ちになるから。」と娘に言いました。
 
娘が空っぽの部屋と大きな糸の山をみせるとお妃さまは結婚式の命令をだし、花婿はそのように賢く勤勉な妻をもらうことになるのを喜び、娘をとても讃えました。娘は「おばさんが3人いて、とてもよくしてくれたので私が幸せなとき忘れられません。結婚式に3人を招待させてください。そして私たちと一緒にテーブルにつかせてください。」と娘は言いました。お妃さまと花婿は「どうして許さないことがあろうか」と言いました。それゆえ宴が始まったとき3人は変な服装で入ってきて、花嫁は「ようこそ、おばさん方」と言いました。花婿は「ああ、どうして君はこんなみっともない友達がいるんだ?」と言い、そのあと平たい大足をしている女に近づいていき、「どうしてそんな大足をしているんだ?」と言いました。「(糸車を)足踏みしたから、足踏みしたから。」と女は答えました。それから花婿は2番目の女のところに行き、「どうして垂れた下唇をしているんだ」と言いました。「(糸を)舐めたから、舐めたから。」と女は答えました。それから花婿は3番目の女に「どうして大きな親指をしているんだ?」と聞きました。「糸をよったから、糸をよったから」と女は答えました。これを聞くと花婿は驚いて「これから先は私の美しい花嫁は糸紡ぎ車にふれてはならない」と言いました。こうして娘は大嫌いな亜麻紡ぎから解放されました。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%