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第14章 パーシーとパッドフット(1)

时间: 2023-05-31    进入日语论坛
核心提示:第14章 パーシーとパッドフット Percy and Padfoot次の朝、同室の寮りょう生せいの中でハリーが一番先に目が覚めた。しばらく横
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第14章 パーシーとパッドフット Percy and Padfoot
 
第14章 パーシーとパッドフット Percy and Padfoot

次の朝、同室の寮りょう生せいの中でハリーが一番先に目が覚めた。しばらく横になったまま、ベッドのカーテンの隙間すきまから流れ込んでくる陽光ようこうの中で、塵ちりが舞まう様子を眺ながめ、土曜日だという気分をじっくり味わった。新学期の第一週は、大だい長ちょう編へんの「魔ま法ほう史し」の授業のように、果てしなく続いたような気がした。

眠たげな静せい寂じゃくとたったいま紡つむぎ出したような陽光から考えると、まだ夜が明けたばかりだ。ハリーはベッドに廻めぐらされたカーテンを開け、起き上がって服を着はじめた。遠くに聞こえる鳥の囀さえずりのほかは、同じ寝室しんしつのグリフィンドール生のゆっくりした深い寝息が聞こえるだけだった。ハリーはカバンをそっと開け、羊よう皮ひ紙しと羽は根ねペンを取り出し、寝室を出て談だん話わ室しつに向かった。

ハリーは、まっすぐにお気に入りの場所を目指した。暖だん炉ろ脇わきのふわふわした古い肘ひじ掛かけ椅い子すだ。暖炉の火はもう消えている。心地よく椅子に座ると、ハリーは談話室を見回しながら羊皮紙を広げた。丸めた羊皮紙の切れ端や、古いゴブストーン、薬の材料用の空からの広ひろ口くち瓶びん、菓か子しの包み紙など、一日の終りに散らかっていたゴミくずの山は、きれいになくなっていた。ハーマイオニーのしもべ妖よう精せい用帽子ぼうしもない。自由になりたかったかどうかにかかわりなく、もう何人くらいのしもべ妖精が自由になったのだろうとぼんやり考えながら、ハリーはインク瓶びんの蓋ふたを開け、羽根ペンを浸ひたした。それから、黄き色いろ味みを帯びた滑なめらかな羊皮紙の表面から少し上に羽根ペンをかざし、必死に考えた……しかし、一、二分後、ハリーは火のない火ひ格ごう子しを見つめたままの自分に気づいた。何と書いていいのかわからない。

ロンとハーマイオニーが、この夏ハリーに手紙を書くのがどんなに難しかったか、いまになってわかった。この一週間の出来事を何もかもシリウスに知らせ、聞きたくてたまらないことを全部質問し、しかも手紙泥棒どろぼうに盗まれた場合でも、知られたくない情報は渡さないとなると、いったいどうすればいいのだろう

ハリーは、しばらくの間身動きもせず暖炉を見つめていたが、ようやくもう一度羽根ペンをインクに浸し、羊皮紙にきっぱりとペンを下ろした。


第十四章 珀西和大脚板
  第二天早晨,哈利是宿舍里第一个醒来的。他在床上躺了一会几,望着灰尘在从四柱床幔帐缝隙中透进来的那缕阳光中飞旋起舞,喜滋滋地想起了今天是星期六。新学期的第一个星期太漫长了,似乎永远熬不到尽头。就像一堂没完没了的魔法史课。
  四下里是一片熟睡中的寂静,那一缕阳光仿佛是刚刚打造出来的,看来天还刚刚亮。哈利拉开床周围的帘子,开始起床穿衣服。除了远处小鸟叽叽喳喳的啁啾,惟一的声音就是他那些格兰芬多同学缓慢、均匀的呼吸声。他小心翼翼地打开书包,拿出羊皮纸和羽毛笔,离开宿舍朝公共休息室走去。
  哈利径直走向已经熄灭的炉火旁他最喜欢的那张松松软软的旧扶手椅,舒舒服服地坐下来,展开羊皮纸,一边打量着房间里的情景。平常一天下来,公共休息室里总是散了一地的羊皮纸团、破旧的高布石、空原料罐和糖纸,现在这些垃圾都不见了,同样不见的还有赫敏织的那些家养小精灵的帽子。哈利模模糊糊地想,不知道现在有多少小精灵被释放了,也不管他们愿意不愿意,他一边这么想着一边打开墨水瓶的盖子,把羽毛笔伸进去蘸了蘸,然后让笔尖悬在光滑、泛黄的羊皮纸面上一英寸的地方,苦苦思索着——一两分钟后,他发现自己在盯着空空的壁炉发呆,根本不知道该写些什么。
  他现在才理解罗恩和赫敏暑假里给他写信有多么难了。他怎么才能把刚过去的这一星期发生的每一件事都告诉小天狼星,并提出他迫不及待地想问的所有问题,同时又不能让潜在的偷信贼得到许多他不想让他们知道的情报呢?他一动不动地坐了一会儿,眼睛出神地望着壁炉,然后他终于拿定了主意,又把羽毛笔在墨水瓶里蘸了蘸,果断地在羊皮纸上写了起来。
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