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第34章 神秘部 The Department of Mysteries(13)

时间: 2023-06-20    进入日语论坛
核心提示:「シリウスは一番奥にいるんだ」ハリーは口の中が少し乾かわいていた。「ここからじゃ、ちゃんと見えない」そしてハリーは、両側
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「シリウスは一番奥にいるんだ」ハリーは口の中が少し乾かわいていた。「ここからじゃ、ちゃんと見えない」

そしてハリーは、両側にそそり立つようなガラス球の列の間を、みんなを連れて進んだ。通り過ぎるとき、ガラス球のいくつかが和やわらかい光を放はなった。

「このすぐ近くに違いない」一歩進むごとに、ズタズタになったシリウスの姿が、いまにも暗い床の上に見えてくるに違いないと信じ切って、ハリーが囁いた。「もうこのへんだ……とっても近い……」

「ハリー」ハーマイオニーがおずおずと声をかけたが、ハリーは答えたくなかった。口がカラカラだった。

「どこか……このあたり……」ハリーが言った。

全員がその列の反対側の端に着き、そこを出るとまたしても薄暗うすぐらい蝋燭ろうそくの灯あかりだった。誰もいない。埃ほこりっぽい静せい寂じゃくがこだまするばかりだった。

「シリウスはもしかしたら……」ハリーは嗄しわがれ声でそう言うと、隣となりの列の通路を覗のぞいた。「いや、もしかしたら……」ハリーは急いで、そのまた一つ先の列を見た。

「ハリー」ハーマイオニーがまた声をかけた。

「なんだ」ハリーが唸うなるように言った。

「ここには……シリウスはいないと思うけど」

誰も何も言わなかった。ハリーは誰の顔も見たくなかった。吐はき気きがした。なぜここにシリウスがいないのか、ハリーには理解できなかった。ここにいるはずだ。ここで、僕はシリウスを見たんだ……。

ハリーは棚の端を覗きながら列から列へと走った。空っぽの通路が、次々と目に入った。次には逆方向に、じっと見つめる仲間なかまの前を通り過ぎて走った。どこにもシリウスの姿はない。争った跡あとさえない。

「ハリー」ロンが呼びかけた。

「なんだ」

ハリーはロンの言おうとしていることを聞きたくなかった。自分がばかだったと、ロンに聞かされたくなかったし、ホグワーツに帰るべきだとも言われたくなかった。しかし、顔が火ほ照てってきた。しばらくの間、ここの暗がりにじっと身をひそめていたいと思った。上の階のアトリウムの明るみに出る前に、そして仲間なかまの咎とがめるような視線しせんに曝さらされる前に……。

「これを見た」ロンが言った。

「なんだ」ハリーはこんどは飛びつくように答えた――シリウスがここにいたという徴しるし、手がかりに違いない。ハリーはみんなが立っているところへ大股おおまたで戻った。九十七列目を少し入った場所だった。しかし、ロンは棚たなの埃ほこりっぽいガラス球を見つめているだけだった。

「なんだ」ハリーはぶすっとして繰くり返した。

「これ――これ、君の名前が書いてある」ロンが言った。

ハリーはもう少し近づいた。ロンが指差す先に、長年誰も触ふれなかったらしく、ずいぶん埃をかぶっていたが、内側からの鈍にぶい灯あかりで光る小さなガラス球があった。


    “他就在最那边,”哈利说,他的嘴巴已经有些发干了,“站在这里,是不可能看清楚的。”
    他带着大家从两排高耸的玻璃球之间穿过,他们经过的时候,有些玻璃发出微弱的亮光……“他应该就在这附近,”哈和j的声音很小,他深信每向前一步,漆黑一团的地板上就会出现小天狼星褴褛的身影,“就在这里的一个什么地方……真的很近了……”
    “哈利?”赫敏试着叫他,但他不想回答,他嘴里已经很干了。
    “这里的……某个地方……”他说。
    他们已经来到了这排架子的另一一端,暴露在更多暗淡的烛光里。这里也没有人。只有回音和满是尘埃的寂静。
    “他可能在……”哈利用嘶哑的声音小声说,眼睛盯着旁边的过道,“或者可能……”他马上又顺着下一条过道看了过去。
    “哈利?”赫敏又叫了一声。
    “什么?”他有些不耐烦了。
    “我……我想小天狼星不在这儿。”
    没有人做声。哈利不想去看他们之中的任何一个人。他觉得很难受。他不明白为什么小天狼星不在这儿。而他明明该在这儿。哈利就是在这儿见到了他……他朝一个方向快速跑过一排排的架子,顺着它们望去。一条又一条空荡荡的过道从他身边闪过。他的伙伴直勾勾地望着他,他又掉转方向,经过他们,朝相反的方向跑去。到处都没有小天狼星的影子,也没有打斗过的痕迹。
    “哈利?”罗恩喊。
    “什么?”
    他不想听罗恩说话;不想听罗恩说他很蠢,或者是建议他们应该回到霍格沃茨去,但是他的脸越来越火辣辣的,好像自己想在面对高高的明亮的正厅和其他责备的目光之前,偷偷地在这里的黑暗中躲藏一段时间……“你看见这个了吗?”罗恩说。
    “什么?”哈利问,他这次的语气很急切—— 一定是小天狼星曾在这里待过的痕迹或线索。其他人都站在第97排架子尽头靠向里一点的地方,他大步走到他们跟前,什么也没有发现,只是看见罗恩正在注视着架子上的一个脏兮兮的玻璃球。
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