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第35章 ベールの彼方に Beyond the Veil(11)

时间: 2023-06-20    进入日语论坛
核心提示:「ハーマイオニー」赤ん坊頭の死し喰くい人びとが再びまごまごといなくなったので、ハリーはすぐさま、ハーマイオニーを揺ゆり動
(单词翻译:双击或拖选)

「ハーマイオニー」赤ん坊頭の死し喰くい人びとが再びまごまごといなくなったので、ハリーはすぐさま、ハーマイオニーを揺ゆり動かしながら呼びかけた。「ハーマイオニー、目を覚まして……」

「あいづ、ハーミーニーになにじだんだろう」机の下から這はい出し、そばに膝ひざをついて、ネビルが言った。鼻がどんどん腫はれ上がり、鼻血がダラダラ流れている。

「わからない……」

ネビルはハーマイオニーの手首を探った。

「みゃぐだ、ハリー。みゃぐがあるど」

安あん堵ど感かんが力強く体を駆かけ巡めぐり、一いっ瞬しゅんハリーは頭がぼーっとした。

「生きてるんだね」

「ん、ぞう思う」

一瞬、間が空あき、ハリーはその間に足音が聞こえはしないかと耳を澄すませた。しかし、聞こえるのは、隣となりの部屋で赤ん坊頭の死喰い人がヒンヒン泣きながらまごついている音だけだった。

「ネビル。僕たち、出口からそう遠くはない」ハリーが囁ささやいた。「あの円形の部屋のすぐ隣となりにいるんだ……僕たちがあの部屋を通り、ほかの死喰い人が来る前に出口の扉とびらを見つけたら、君はハーマイオニーを連れて廊下ろうかを戻り、エレベーターに乗って……それで、誰か見つけてくれ……危険を知らせて……」

「ぞれで、ぎみはどうずるの」ネビルは鼻血を袖そでで拭ぬぐい、顔をしかめてハリーを見た。

「ほかのみんなを探さなきゃ」ハリーが言った。

「じゃ、ぼぐもいっじょにざがず」ネビルがきっぱりと言った。

「でも、ハーマイオニーが――」

「いっじょにづれでいげばいい」ネビルがしっかりと言った。「ぼぐが担がづぐ。ぎみのほうがぼぐより戦だだがいがじょーずだがら――」

ネビルは立ち上がってハーマイオニーの片腕かたうでをつかみ、ハリーを睨にらんだ。ハリーは逡巡ためらったが、もう一方いっぽうの腕をつかみ、ぐったりしたハーマイオニーの体をネビルの肩に担かつがせるのを手伝った。

「ちょっと待って」ハリーは床からハーマイオニーの杖つえを拾ひろい上げ、ネビルの手に押しつけた。「これを持っていたほうがいい」

ネビルはゆっくりと扉のほうに進みながら、折れてしまった自分の杖の切れ端はしを蹴けって脇わきに押しやった。

「ばあぢゃんに殺ごろざれぢゃう」ネビルはふがふが言った。しゃべっている間にも鼻血がボタボタ落ちた。「あれ、ぼぐのバパバパの杖づえなんだ」


   “赫敏,”哈利立刻晃动着赫敏,这时长着婴儿头的食死徒又跌跌撞撞地从视线里消失了,“赫敏,醒醒……”
    “他对她做了四(什)么?”纳威说着从桌子底下爬过来,跪在赫敏另一边,鲜血正从他迅速肿胀的鼻子里不停地涌出来。
    “我不知道……”
    纳威摸索着握住赫敏的手腕。
    “还约(有)脉搏,哈利,我能可地(肯定)。”
    哈利深深地松了口气,刹那间有点晕眩。
    “她还活着?”
    “对,我祥(想)是的。”
    他们谁也没有再吭声,哈利竭力倾听周围的动静,但是只能听到呜咽声和跌跌撞撞走动的声音,那是长着婴儿脑袋的食死徒在隔壁屋子里发出来的。
    “纳威,我们离出口不远,”哈利小声说,“正好在圆形屋子隔壁……如果在其他食死徒到来之前,你能穿过那里找对门,我敢说你就可以把赫敏带到走廊里,进入升降梯……然后,你可以找到什么人……报警……”
    “那你压(要)做四(什)么呢?”纳威一边说一边用衣袖抹着流血的鼻子,皱着眉头看着哈利。
    “我要去找其他人。”哈利说。
    “那好,我压(要)和你一几(起)气(去)找大(他)们。”纳威毫不犹豫地说。
    “但是,赫敏—— ”
    “我们对(带)她一几(起)去。”纳威坚定地说,“我来背着她—— 你对付大(他)们比我前(强)—— ”
    他站起身,攥住赫敏的一只胳膊,盯着哈利,哈利有点儿迟疑,接着挽起赫敏的另一只胳膊,一同将赫敏软绵绵的身体抬起搭在纳威的肩上。
    “等一下,”哈利说着从地上抓起赫敏的魔杖,塞在纳威的手里,“你最好带上这个。”他们慢慢地走向门口时,纳威把自己那根断了的魔杖踢到了一旁。“我奶奶非要了五(我)的命不可,”他口齿不清地说,鼻子里的血一滴滴的流下来,“腊(那)是我爸爸留下来的。”
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