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第24章 セクタムセンプラ Sectumsempra(13)

时间: 2023-07-19    进入日语论坛
核心提示:「ええ、ハリーが呪のろいを受けなかったのは、もちろんうれしいわ!」ハーマイオニーは明らかに傷ついたようだった。「でも、ジ
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「ええ、ハリーが呪のろいを受けなかったのは、もちろんうれしいわ!」

ハーマイオニーは明らかに傷ついたようだった。

「でも、ジニー、セクタムセンプラの呪文がいい切り札だとは言えないわよ。結局ハリーはこんな目に遭あったじゃない! せっかくの試合に勝てるチャンスが、おかげでどうなったかを考えたら、私なら――」

「あら、いまさらクィディッチのことがわかるみたいな言い方をしないで」

ジニーがぴしゃりと言った。

「自分が面子めんつを失うだけよ」

ハリーもロンも目を見張った。ハーマイオニーとジニーは、これまでずっと、とても馬うまが合っていたのに、いまや二人とも腕組うでぐみし、互いにそっぽを向いて睨にらんでいる。ロンはそわそわとハリーを見て、それから適当てきとうな本をさっとつかんでその陰かげに顔を隠した。

その夜は、それから誰だれも互いに口をきかなかった。にもかかわらず、ハリーは、そんな気分になる資格しかくはないと思いながらも、急に信じられないほど陽気ようきになっていた。

しかし、うきうき気分は長くは続かなかった。次の日、スリザリンの嘲あざけりに耐えなければならなかったし、そればかりか仲間のグリフィンドール生の怒りも大変だった。なにしろ、寮りょうのキャプテンともあろう者が、シーズン最後の試合への、出場を禁じられるようなことをしでかしたというのが、どうにも気に入らなかったのだ。

ハーマイオニーには強気で言い張ったものの、土曜日の朝が来てみると、ハリーは、ロンやジニーやほかの選手たちと一いっ緒しょにクィディッチ競きょう技ぎ場じょうに行けるなら、世界中のフェリックス・フェリシスを、熨の斗しをつけて差し出してもいいほどの気持になっていた。みんながロゼットや帽子ぼうしを身につけ、旗やスカーフを振りながら、太陽の下に出ていくというのに、自分だけが大勢の流れに背を向け、石の階段を地ち下か牢ろう教室に下りていくのは耐えがたかった。遠くの群ぐん衆しゅうの声がやがてまったく聞こえなくなり、一言の解説も、歓声かんせいも、呻うめき声も聞こえないだろうと思い知らされるのは辛つらかった。

「ああ、ポッター」

ハリーが扉とびらをノックして入っていくと、スネイプが言った。不ふ愉ゆ快かいな思い出の詰まったなじみ深い研究室は、スネイプが上の階で教えるようになっても、明け渡されていなかった。いつものように薄暗うすぐらく、以前と同じように、さまざまな色の魔法薬の瓶びんが壁かべ一杯に並び、中にはどろりとした死骸しがいが浮遊ふゆうしていた。明らかにハリーのために用意されているテーブルには、不吉にも蜘く蛛もの巣すだらけの箱が積み上げられ、退屈たいくつで骨が折れて、しかも無意味な作業だというオーラが漂ただよっていた。

「フィルチさんが、この古い書類しょるいの整理をする者を捜さがしていた」

スネイプが猫なで声で言った。

「ご同類どうるいのホグワーツの悪童あくどうどもと、その悪あく行ぎょうに関する記録だ。インクが薄うすくなっていたり、カードが鼠ねずみの害を被こうむっている場合、犯罪はんざいと刑罰けいばつを新たに書き写していただこう。さらに、アルファベット順に並べて、元の箱に収めるのだ。魔法は使うな」

「わかりました。先生」

ハリーは先生という言葉に、できるかぎりの軽蔑けいべつを込めて言った。

「最初に取りかかるのは」

スネイプは、悪意たっぷりの笑えみを唇くちびるに浮かべていた。

「千十二番から千五十六番までの箱がよろしかろう。いくつかおなじみの名前が見つかるだろうから、仕事がさらにおもしろくなるはずだ。それ……」


    “我当然很庆幸哈利没有中咒!”赫敏说,显然是被刺痛了,“但你不能说那个神锋无影咒好吧,金妮。看它把哈利害到了什么田地!想到你们比赛的前景,我本来以为——”
 
    “哦,别开始假装你懂魁地奇,”金妮抢白道,“那只会自找尴尬。”
 
    哈利和罗恩目瞪口呆:向来关系很好的赫敏和金妮现在都抱着胳膊坐在那里,眼睛瞪着相反的方向。罗恩不安地看看哈利,然后随手抓起一本书,躲到书后面去了。哈利虽然知道自己不配,却还是突然感到难以置信的快乐,尽管他们一晚上都没有再说话。
 
    哈利的好心情没有保持多久,第二天他要忍受斯莱特林学生的奚落,更不用提格兰芬多学生的怒气,因为他们的队长闯了祸被禁止参加本赛季的最后一场比赛。到了星期六上午,不管他对赫敏会怎么说,哈利内心甘愿用世上所有的福灵剂来换取跟罗恩、金妮他们一同走向魁地奇球场。这种惩罚简直是无法忍受的:离开那一群群戴着玫瑰花结和帽子、挥着旗子和围巾拥进阳光中的同学,独自走下石阶,进入地下教室,一直走到远处的喧闹声也听不见了。他知道自己在这里听不到一句解说、一声喝彩或叹息。
 
    “啊,波特。”哈利敲门走进那间熟悉而讨厌的办公室时,斯内普说。他虽然已经到楼上教课,却还没有腾出这个房间。屋里还是那么昏暗,沿墙的架子上还摆着许多魔药罐,罐里浮着各种令人恶心的东西。不祥的是,一张显然是给哈利坐的桌子上堆着许多结了蛛网的盒子,散发着一种枯燥、艰苦而毫无意义的工作所特有的气氛。
 
    “费尔奇先生想找人清理这些旧档案,”斯内普轻声说,“是霍格沃茨犯错的人及其惩罚的记录。在墨水变淡或是卡片被老鼠破坏的地方,我们希望你把不清楚的字迹誊写清楚,并按字母顺序排列,放回盒子里。不许使用魔法。”
 
    “是,教授。”哈利说,尽量在话语中加入深深的蔑视。
 
    “我想你可以开始了,”斯内普嘴角浮现出恶意的微笑,“在1012到1056号盒子里,你会看到一些熟悉的名字,这会增加工作的乐趣。这儿,你看……”
 
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