もともとは「わたつみ」でした。「つ」は、「の」という意味の助詞です。
「み」は、「霊異(くしび)」の「び」が変化したもの、「守(もり)」が変化したもの、「持(もち)」が変化したものなどさまざまな説があります。
本来海の神をさした言葉ですが、語源説をみると、海独自の大きな意思を感じていたようですね。
海の底にはいろいろなものが沈んでいます。美しいもの、醜いもの、恐ろしいもの、どろどろしたもの・・・・・・。それでも海は、輝きながら、はてしない営みを繰り返しています。
汚れを嘆くより、自分を責めるより、海のおおらかさを学びませんか。