3日、栃木県大田原市で豚舎3棟が全焼し、飼育されていた1万匹余りの豚が死にました。警察によりますと、火が出た豚舎では、中を暖めるため豚舎内にカーテンを張ったうえで、ガスの暖房設備を使っていたということです。
3日午前6時前、大田原市南金丸にある養豚場「ヒラノ大田原農場」で、従業員から「豚舎が燃えている」と消防に通報がありました。火はおよそ3時間半後の午前9時すぎに消し止められましたが、鉄筋の豚舎3棟、あわせて3900平方メートルが全焼し、飼育されていた1万匹余りの豚が死にました。火事があった農場は、大田原市郊外の山林に囲まれた場所にあり、20棟余りの豚舎のうち、東側の3棟が燃えました。警察によりますと、火が出た豚舎では、2日は、中を暖めるため豚舎内にカーテンを張ったうえで、ガスの暖房設備を使っていたということです。消防に通報した従業員は「カーテンから炎が上がっていた」と話しているということで、警察と消防で火事の原因を調べています。