サッカーの女子ワールドカップ、メキシコ戦で、澤穂希選手が3得点を挙げました。澤選手は日本代表での通算ゴール数が75得点と、男子で長年ストライカーとして活躍した釜本邦茂さんと並んでいましたが、ゴール数を78に伸ばし、男女を通じて日本代表での最多得点の記録を更新しました。釜本さんは「記録は更新されるもので、うれしく思う」と、澤選手をたたえました。
メキシコ戦をテレビで観戦したという釜本さんは、「すばらしい3得点だった。記録は、自己管理を徹底し、大きなけがなくプレーを続けた結果だ」と、澤選手のプレーをたたえました。釜本さんは5月に澤選手を自宅に招き、一緒に食事をしたということで、「『ペナルティーキックで記録を更新したら承知しないぞ』と言ったら、『私は蹴りません』と答えたので、今大会での記録更新は難しいかもしれないと思っていた。しっかりゴールを決めて驚いたが、記録は更新されるものなので、うれしく思う」と話していました。また、釜本さんは澤選手について「若いときは得点感覚に優れた攻撃的な選手だったが、今は全体のバランスを見ながらチームを引っ張り、すばらしい働きをしている。チーム一丸となっていい成績を残してほしい」と話し、ワールドカップでの澤選手のさらなる活躍に期待を寄せていました。