じめじめ、むしむし、今年もやってきた梅雨の季節。この時季にいちばんストレスがたまるのが洗濯。そこで“洗濯王子”と呼ばれるクリーニング師・中村祐一さんに、5つの洗濯の基本を教わってきた!
《基本1》粉末洗剤と液体洗剤の違いを覚えて 上手に使い分け
粉末は目に見える汚れや食べこぼしに、また白いものをスッキリ白く洗いあげたいときに。液体は、目に見えない汗や臭い、雑菌などに使いましょう。
《基本2》しめった衣類は乾かしてから 乾いた衣類と一緒にしない!
汗や皮脂などがしみこんだ衣類はしめっているので、洗濯かごに入れると乾いた衣類に湿気が移り、雑菌の繁殖の原因にもなりかねません。すぐに洗えない場合は、一緒にせずに乾かして。また、洗濯後すぐに干すことも忘れずに。
《基本3》洗濯槽に衣類は8割を目安に 脱水は1度止めてシワのばしを
つめこみすぎると水流がさまたげられ、動きが悪く汚れがしっかり落ちません。また、きついシワができないように、脱水時間の半分で洗濯機をとめて蓋を開け、中の服のシワをのばしてから、また脱水で型崩れを防いで。
《基本4》頑固な汚れには水温を上げて 「ぬるま湯」を使うとよく落ちる
洗剤は水温が高くなるほど効き目大。頑固な臭い、汚れ落としには洗濯槽に半分くらい水を入れ、そこにバケツ1杯のお湯(約60度)を加えて注水を。洗濯槽の中の水温は25度前後に。洗剤は表示の量でOK。
《基本5》洗濯機の洗剤投入口の汚れは 臭いの原因と関係が深い!
洗剤の残りかす、水あか、黒かびと洗濯槽の中や投入口には汚れがたまっています。だから、こまめに掃除を。投入口は水洗い。古くなった歯ブラシですみずみまで洗い上げましょう。洗濯槽は、台所用の塩素系漂白剤で漂白剤で洗浄を。
衣類からの嫌な臭いは、雑菌の繁殖が原因とも。この時季はとくに、汗による黄ばみも要注意。まずは、これらの基本をマスターしよう。