国営新華社通信などによると、爆発したのは国際物流センターにある企業「瑞海公司」の危険物を保管する倉庫で、コンテナ火災が発生し、消防隊員が現場に向かう最中に大きな爆発が2度起きた。中国メディアによると、現場では大きな火柱があがり、爆発の衝撃で1キロ離れた建物も破損。火災は13日朝まで鎮火しなかった。中国地震局によると、2回目の爆発の威力はTNT火薬換算で21トンだった。
習近平国家主席は負傷者の救助や原因究明を進めるよう指示。郭声琨公安相を現場に派遣した。当局は企業の責任者の身柄を既に拘束し、原因調査を進めている。
天津市の臨海新区は天津市中心部から約50キロ離れ、渤海に面する天津港にも近い。物流の新拠点として近年整備が進んでいる。石油化学関連の工場などが操業している。